Home モデル 「バーチャルモデル」がつくる未来。彼女たちはファッション業界を変えるのか

「バーチャルモデル」がつくる未来。彼女たちはファッション業界を変えるのか

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3Dモデルなどを用いたキャラクターになりきって、YouTubeに動画を投稿するバーチャルYouTuber(Vtuber)が日本で誕生したことは記憶に新しい。しかし次のブームとして話題を集め始めているのは、「バーチャルモデル」だ。その先駆者となった2人を紹介しよう。

Instagramで7万人以上のフォロワーを集めるスーパーモデル、シュウドウ。実は、彼女は実在していない。CGで作り上げられた架空のモデルなのだ。

彼女がいま、瞬く間に人気を博している。そのきっかけとなった写真が、これだ。

リアルな肌の質感と、表情。この投稿に対しフォロワーからは、「リアルすぎて信じられない」「言葉をなくす」など驚嘆するコメントがあふれた。

この写真の作成者は、イギリス人写真家、キャメロン・ジェームズ・ウィルソンさん。公式サイトによると、キャメロンさんは最先端の3D技術を独学で学んだという。

彼は、シュウドウに込めた思いを次のように語る。

「みんなメイクやフィルターを使って『リアルじゃなくすること』に必死だけど、シュウドウはまた違ったアプローチができるんだ。彼女はファンタジーであると同時に、『リアル』に変革をもたらす存在でもある。僕はその手伝いをしたい」

次に、Instagramで74万人のフォロワーを誇る19歳女性。

彼女もまた、「バーチャルモデル」である。名前はミケーラ・ソーサ。ロサンゼルス在住、ブラジル人とスペイン人のハーフという設定だ。

今のところ、ミケーラの作成者は明かされていないが、彼女の画期的なところは、ブランドからのオファーを受けてSNS上で広告投稿を行ったり、人気商品を身に着けるなどして報酬を得る「ソーシャルインフルエンサー」の顔を持つことだ。ここ最近では高級ファッションブランドの「プラダ」や「モンクレール」、「ディーゼル」の広告にも起用され、存在感を高めている。
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その一方で、2017年にはシングル「Not Mine」で歌手デビューを果たしており、活動の幅も広がっている。

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昨今のファッション業界では、モデルの「痩せすぎ問題」が取り沙汰されているが、バーチャルモデルはそのリアルさに反して、健康面での心配がない。ブランドが起用するのは、ひとつの「手」なのかもしれない。

一方で、バーチャルモデルが将来、人間のモデルの仕事を奪うのではないかと懸念する声もある。既に、奇をてらった最先端技術がモデルの役割を果たした事例もある。

ハフポスト・メキシコ版によると、ミラノファッションウィークのドルチェ&ガッパーナのショーで、モデルの代わりにドローンがバッグを運び、反響を呼んだという。


Alessandro Garofalo / Reuters
ドルチェ&ガッパーナのショーで、バッグを運ぶドローン=2月25日、ミラノファッションウィーク

いづれにせよ、ファッション業界が生身の人間のモデルに変わる「何か」を探す動きは、不可逆なのかもしれない。

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