Home ユーチューバー 「性教育ユーチューバー」が伝えたいこと 若者から悩み相談も – 西日本新聞

「性教育ユーチューバー」が伝えたいこと 若者から悩み相談も – 西日本新聞

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 インターネットで簡単に性に関する情報を得られる時代。子どもたちがアダルトサイトの過激な性描写やネット上で広まるデマを信じ、間違った知識を持ってしまうことも少なくない。そんな中、子どもたちの悩みに向き合い、正しい知識を伝えようという取り組みが広がっている。

 「コンドームを袋のままお財布に入れている人はいませんか。NGです! 破れたり傷ついたり、劣化してしまいます」

 カメラの前で解説するのは「性教育ユーチューバー・シオリーヌ」こと、助産師の大貫詩織さん(28)。動画投稿サイトユーチューブ」で昨年2月から活動を始め、チャンネル登録者数は10万人に迫る。

 3年前から性に関する出前授業や講演を行う中、伝えられる情報量に限界を感じていた。学校によっては「コンドームを購入できる場所や使い方は教えないで」と言われることもあり、子どもたちが本当に知りたいことが伝えられない、というもどかしさもあった。

 そこで思いついたのがユーチューブだ。「性の話をもっと気軽にオープンに」をモットーに、性の知識を具体的に、分かりやすく発信し始めた。「コンドームのつけ方」「性的同意って何だろう」など、配信した動画は約120本に上る。

 視聴者の6割は24歳以下の若者だ。大貫さんのもとには「学校で教えてほしかった」といった声とともに、「セックスを求められるがしたくない」「妊娠したかも」など性にまつわる悩みも多く寄せられる。

 大貫さんは「性教育によって性行動が早まると懸念する声があるが、むしろ慎重にさせるという研究結果が各国で出ている。大人がきちんと向き合って性の知識を伝えれば、悩んだとき、トラブルになったときも相談しやすい」と話す。

 アニメで子どもたちに伝えようという取り組みもある。米国のNGOが制作した性教育動画「AMAZE」は、ユーチューブで3千万回以上閲覧され、10を超える言語に翻訳されている人気動画だ。

 性教育に取り組むNPO法人「ピルコン」がネットで資金を募って日本語版を制作し、昨年5月に公開を始めた。これまで配信したのは17本。性に関する知識を伝える子ども向けのほか、「赤ちゃんはどうやってできる?」など、子どもに聞かれたらどう答えるかをテーマにした親向けの動画もある。

 昨年12月にオープンした中高生向けの性教育サイト「セイシル」。「セックスは何歳からしていいの?」「彼氏から裸の写真を送ってと言われた」-。10代の性に関する悩みと答えが、かわいらしいキャラクターとともに並ぶ。回答しているのは、産婦人科医や泌尿器科医、臨床心理士ら29人の専門家だ。

 運営会社のTENGAヘルスケア(東京)には、以前から「膣(ちつ)をコーラで洗えば避妊できるって本当?」といった質問が10代から寄せられていたという。誰かを傷つけたり、自分が傷ついたりしないために、正しい知識を身に付けてほしいと、サイトを立ち上げた。

 悩みに答える「モヤモヤ相談室」のほか、思春期の体の変化や性の知識をストーリー仕立てで解説したコーナーもあり、妊娠や10代の悩みなど相談窓口へのリンクも掲載。同社営業企画担当で助産師の古川直子さん(34)は「悩んでいる子どもたちがネットの海をさまようのではなく、解決の糸口になるようなサイトを目指したい」と話している。

 (新西ましほ)

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