
最近は、SNSと異なる「ブログのようにある程度まとまった情報を発信するプラットフォーム」が多数あります。そのなかでも頭一つ抜けて利用者が多いのがnote株式会社が運営する「note」でしょう。同プラットフォームは「有料記事の作成」などマネタイズも容易であり、アカウント登録してしまえばブログのような初期設定もほぼ不要なので、副業として手軽に始められる特徴があります。
ですが、『読まれる・稼げる ブログ術大全』の著者であるプロブロガーのヨスさんは、「副業として情報発信をするならばやはりブログだ」と言います。なぜnoteではなくてブログがいいのか。その理由を語っていただきました。
こんにちは。ブログ「ヨッセンス」を運営するプロブロガーのヨスと申します。
最近では、2014年からサービスを開始した「note」に勢いがあり、使っている人も増えてきました。でも、わたしは依然として「ブログ」をオススメしております(※ここでの「ブログ」は「無料ブログ」を含まず、レンタルサーバーと契約し自分で独自ドメインを取得して運営するWordPressブログを指しています)。
noteはWEBサービスである
「インターネット上で情報を発信する」という観点からは、ブログもnoteも同じに見えますが、いくつかの点で違いがあります。
まず一番大きな特徴として、noteはnote株式会社という企業が運営する「WEBサービス」である点です。「アメーバブログ」や「はてなブログ」のような無料ブログと同じだと考えて差し支えありません。そのうえで、WordPressブログと比較すると次のような特徴があります。
・無料で使えるためスタートするときのハードルが低い
・「フォロー」や「いいね」などのSNS的な要素がある
・独自のポータルがある
・自分の記事を売れる
このうち、「独自のポータルがある」についてもう少し説明すると、同じnoteを使っている人の記事がピックアップされる「オススメ」があったり、同じハッシュタグを使って記事を書いている人をnote側が抽出してくれるため、ほかの人の目に触れやすいということです。
読者はポータルからあなたの記事へ、「なにかを検索する」という動機ではなく、「なにかおもしろい記事はないかな?」という動機でたどり着くこともあるため、思わぬ経路からファンになってもらえることもあるでしょう。
逆にWordPressブログではそういう「ポータル」がないため、TwitterなどのSNSを使わなければ、検索以外から読者が来ることはほぼありません。
そして、ほかの無料ブログにはない、note独自の機能が「有料記事」です。自分が書いた記事を記事単位、もしくは「マガジン(カテゴリーのようなもの)」単位で販売ができます。書籍を出版することは簡単にできませんが、noteで記事を販売するのは今日noteをはじめた人でもできてしまいます(もちろん、売れるかどうかはその人の影響力や運の要素が必要で、簡単ではないのですが)。
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