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ねこまにあさん、完璧を求めず実践(投信ブロガー) – 日本経済新聞

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「ねこのきまぐれブログ」を運営する「ねこまにあ」さんは、仙台に住む30代後半の専業主婦。夫と子供、そして大好きな猫と一緒に賃貸住宅で暮らしている。

ブログでは、投資で大切にしている考え方をはじめ、日常の色々なことをのんびりと猫のように気まぐれに書き込んでいるという。地方銀行で投資信託を販売していた経験もあるねこまにあさんに投資への向き合い方を聞いた。

■積み立て投資は長期運用に有効

――投資はいつ、どのように始めたのですか。

「新卒で地銀に入行し、配属された支店では投資信託や生命保険の販売を主に担当することになりました。職場の先輩に勧められ、給料を元手に自分で販売していた投信を10万円くらい購入したのが最初です」

「当時は何を買っても値上がりするような状況で、自分ももうけにあやかりたいという気持ちからでしたが、期待に反してリーマン・ショックで評価額が半減。投資額は大きくなかったものの血の気が引きました」

「途方に暮れていたところ、定期的に一定額を購入し続ける積み立て投資が長期運用に有効であることを本で知り、セゾン投信のバランス型ファンドへの積み立て投資を少額から始めました」

――ブログを始めて何か変わりましたか。

「ブログは1年半くらい前から始めました。それまでも積み立て投資はしていたものの、家族の将来の生活に備えるための資産形成についても勉強をし直し、金額やファンドも見直して長期の積み立て投資を本格的にしていこうと考えがまとまりました」

「今はブログで発信すること自体を楽しんでいます。投資は難しい知識がなくても始められることを伝えたいと思い、背伸びしない等身大の文章や読みやすいレイアウトを心がけています」

「そのおかげか、ブログを見た企業の方から、自社の従業員の投資教育のために投資初心者向けのコラムを執筆してほしいという依頼も舞い込んできました」

「ブログで情報発信し始めたことで、他のブロガーの方々などとツイッターやオフ会で交流する機会がぐっと広がり、様々な学びがあります」

■市場全体のリスクとリターンを受け入れ

――現在の投資額と購入ファンドを教えてください。

「家族全体の資産形成が目的ですので、非課税枠を使える限り利用して積立投資をしています。私名義ではiDeCo(個人型確定拠出年金)で月5000円、つみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)で月3万3000円を積み立て、夫はiDeCoと一般NISAであわせて月1万数千円を、子どもは未成年者向けのジュニアNISAで月1万円ほど積み立て投資しています」

「老後までの投資期間はまだ30年近くあるため、株式を投資の主体に据えることで運用収益の最大化を目指しています。ただし、長期の視点ではどの地域への投資が有望かは予測しづらいので、地域分散は必ず考慮。高リスクでも成長性への期待がある新興国も外しません」

「10年間積み立て投資してきたセゾン投信のファンドは売却しましたが、40%程度のプラスリターンで換金でき、積み立て投資の効果は実感しています。現在積み立て中のファンドは、全世界の株式中心にREIT(不動産投資信託)にも一部投資することを考えて選んでいます(図A)」

――ファンド選びの決め手となっているのは何ですか。

「運用コストは気にしますが、現在は低コスト商品が多くなったので、投資対象が魅力的か、途中で繰り上げ償還しない程度に運用資産額(残高)が大きいか、リバランス(資産の再配分)などの手間をかけずに運用できるかを考慮して選んでいます」

「株式市場全体のリスクとリターンをそのまま受け入れようと考えているため指数連動型のインデックスファンドが主体ですが、iDeCoではセゾン投信のアクティブファンドにも少しだけ投資しています。コストは高めですが、インデックスファンドとリターンを比較するのも面白いと思っています」

■コロナ・ショックでも不安はゼロ

――成功体験を感じていますか。失敗はありますか。

「成功というほどではないかもしれませんが、投資を続けてきたことで老後生活への不安が大きく減りました。リーマン・ショックを経験したこともあり、今回のコロナ・ショックでの不安は全くありません」

「ただ、積み立て当初の投資金額が少額だったのは失敗でした。利益はあっても小さく、未来を信じてもっと多く積み立てていればと悔やまれます。今は非課税制度をフル活用しています」

「リーマン・ショック前に投信を買い急ぎ、半値まで下がったことを教訓に積み立て投資を開始できたので、今となってはいい経験だったと思えます」

■完璧な答えはない

――資産運用を考えている人に何かアドバイスありますか。

「私は地銀に勤めていたことで投信と出会い、基礎知識も得られ、リスクを取ることの怖さは早い段階で払拭ができましたが、一般の多くの方にとって投資へのハードルは依然高いと思います」

「大切なのは『自分はなぜ投資をするのか』を自問自答し、投資をする理由がしっかり納得できたら、とりあえず始めてみることです」

「今は投信を100円から買えます。少額だけ買って値動きを体感してからじっくり主軸とする投信を決めることもできます。商品はいつでも変更可能ですし、少額なら失敗しても大損はしません。試行錯誤するうちに自分に合う方法が見つかります。完璧な答えは存在しません。実践して初めてわかることもたくさんあります」

「それでもファンド選びに迷う方は、『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』の入賞ファンドや投信ブロガーの方々が紹介しているファンドを参考にするとよいでしょう」

「いつ何を買ったらいいかわからないと悩むよりも、必要に応じて軌道修正すればいいというくらいの気持ちで資産運用を始めてみてはどうでしょうか」

(QUICK資産運用研究所 聞き手は西本ゆき、高瀬浩)

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