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やすぎさんのシンプルな自動投資(投信ブロガー) – 日本経済新聞

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「Yの投信ブログ」を運営する「やすぎ」さんは30代半ばの男性。建築・建物管理関連の会社に勤め、共働きの妻と子供との3人家族で、都内の賃貸住宅に暮らしている。

独学で学んだ投資理論や自身の資産運用の経験をもとに、会社の業務として、従業員に対する投資教育にも直接関わりたいと思うようになったという。「自動化」と「シンプルさ」を大切にするやすぎさんの運用スタイルを聞いた。

■きっかけは友人が読んでいた本

――どんなきっかけで投資を始めたのですか。

「大学時代に4歳年上の同級生が読んでいた『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(橘玲著)という本の内容に興味を持ちました。現代ポートフォリオ理論のエッセンスやインデックス投資のメリットなどが書かれていて、就職してお金がたまったら自分も投資を始めようと思うようになりました」

「入社2年目の2007年、ボーナスをためた100万円ほどを元手に米ドル建ての海外株ETF(上場投資信託)に一括投資したのが最初です。書籍で学んだことを基に、全世界の株式市場にまんべんなく投資できるよう配分を意識して、先進国8割、日本1割、新興国1割の時価総額ベースで複数のETFに分けて投資しました」

「しばらくはボーナス時期に年2回のETF投資を続けていましたが、結婚してからは、毎月定額での積み立て投資が可能なファンド中心に切り替えています」

■一家で年200万円を積み立て投資

――毎月の積み立て投資額はいくらですか。

「私はつみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)とiDeCo(個人型確定拠出年金)、特定口座を合わせて毎月13万5000円、妻はつみたてNISA とiDeCoで毎月2万5000円、子供は未成年者向けのジュニアNISAで毎月5万円と、家計全体では毎月20万円程度を積み立て投資しています」

「今後も家計全体で年間200万円積み立てるのが目標です。毎月の収入から捻出するには月々の積立額が大きいので、ボーナスをためて原資に回しています。200万円を意識するようになったのはここ3~4年です。投信ブロガー同士の交流会で、それなりの資産額を保有している方の話を聞いて見習うことにしました」

■コロナショック直撃も損失限定

――資産額と内訳を教えてください。

「私自身の金融資産額は3200万円くらいあります(20年4月末時点)。その内、リスク資産と無リスク資産の割合がほぼ1対1です。リスク資産はETFと一般の投信、個別日本株を保有し、無リスク資産相当として円の普通預金と定期預金、米ドル預金、個人向け国債を保有しています(図A)」

「いろんな書籍を読んだところ、無リスク資産を含めた金融資産全体のリスクを考えるのがとても重要と知りました。無リスク資産を半分にするのはかなり保守的かもしれませんが、そうすることで株価が下落して何年間も地をはうような状況に陥っても、無理なく投資を続けられると考えています。実際、今回のコロナショックでも資産全体の損失は小さく済んでいます」

「ただ、妻の金融資産のほとんどが現預金なので、家計全体でみた無リスク資産が半分になるよう、今後は私個人のリスク資産の割合を高めていくつもりです」

「2007年に投資を始めてから現在(20年4 月末)までのリスク資産のリターンはざっと10%程度です。一時40%ほどあったリターンはコロナショックで落ち込みました。目標リターンの年率4%(税引き後)にも届いていませんが、経済の回復とともに運用成績も改善すると楽観的に受け止めています」

■投資のこだわりは自動化とシンプルさ

――投資へのこだわりはありますか。

「一番こだわっているのは自動化です。家族と過ごす時間はとても大切です。つみたてNISAへの投資をきっかけに、ほったらかしで投資できる仕組みにして、投資に割く時間を最低限に抑えています。お金の出入りや資産比率は年1回、正月休みに確認し、必要に応じてリバランス(資産の再配分)も行います」

「シンプルさにもこだわっています。家族が相続しても極力困らないよう、証券投資口座は一つ、保有ファンドもできるだけ少なくするよう心掛けています」

「長期、分散、低コストは絶対に外せない条件として、コストが安い指数連動型のインデックスファンドに積み立て投資しています。より低コストの商品が出てくれば乗り換えますが、これまで積み立てたファンドはそのまま保有しています。妻は2本、子供は1本のインデックスファンドを積み立てています(図B)」 

■従業員に対する投資教育の仕事をしたい

――ブログを始めたのはいつですか。

「2018年から始めました。きっかけは『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year』に投票したいと思ったからです。イベントに参加することで、多くのブロガーの方と知り合うことができました。交友関係を広げる大切な場になっています」

「理論的なことは書籍で勉強していますが、新しい制度や商品の最新動向はイベントやオフ会などの交流会で知ることが多いです。例えば、ファンドマネジャーに直接会うことができると聞き、勉強のためにアクティブ(積極運用)ファンドの『農林中金パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね』にも少額投資することにしました」

「日本ではまだまだ投資をする人はマイノリティー(少数派)ですが、確定拠出年金(DC)などへの加入をきっかけに投資を始めたというブロガーの方もいます。将来は資産形成が当たり前の時代がくるような気がします」

「現在のブログの書き込みはイベントへの参加リポートが主ですが、効率的に投資ができる仕組みも紹介していきたいと思います。今後は、自分の体験や勉強してきたことを生かして、自社の従業員に投資教育を実践する仕事にも挑戦してみたいと考えています」

(QUICK資産運用研究所 聞き手は笹倉友香子、高瀬浩)

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