Home インスタグラマー インスタで広がる暗号資産詐欺──インフルエンサーにも被害 – コインデスク・ジャパン

インスタで広がる暗号資産詐欺──インフルエンサーにも被害 – コインデスク・ジャパン

32 second read
0
25

暗号資産(仮想通貨)に関連する詐欺がインスタグラムで広がっている。ツイッターを悩ませている詐欺と同じ種類のものだという。

例えば、「#Coinbase」を使ったインスタグラム投稿は130万件を超えるが、そのうちのほとんどは信用できないものだ。コインベースは過去のインフルエンサーキャンペーンについてのコメントを控え、以下の声明を出した。

「我々は現在、インフルエンサーキャンペーンを行っていない」

コインベースのソーシャルメディア詐欺に関するブログにおいて、インスタグラムは具体的に取り上げられていない。

インフルエンサーのアカウントが予期せぬ停止措置

こうしたソーシャルネットワークでの詐欺まがいの行動を防ぐための取り組みは、時に「Crypto Finally」で有名なインフルエンサー・教育者のレイチェル・シーゲル(Rachel Siegel)氏のような起業家にダメージを与えることがある。

シーゲル氏は7月、一時的にインスタグラムから締め出された。数日にわたってシーゲル氏を含む少なくとも3人の若い女性の暗号資産インフルエンサーは、アカウントへのアクセスが一時的にできなくなった。

「なりすましを禁止する方針を検討すべきだと思う。私になりすましている数十の偽アカウントがインスタグラムには存在し続ける。私自身のアカウントが回復できたことはうれしいが、詐欺やなりすましの被害からユーザーを守るための新しい予防策をとるべきだ。本家のアカウントを禁止することは問題をさらに悪化させるだけ」とシーゲル氏は述べる。

シーゲル氏と同様に、アルゼンチン人のインフルエンサー、カタリーナ(Catalina)氏もアカウントに一時的にアクセスできなくなった。

インスタグラムの広報担当者ラキ・ウェイン(Raki Wane)氏は「それらのアカウントは意図せず停止されたもの。間違いに気づき、停止措置を解除した」と述べた。

コロナ禍で横行する詐欺

インスタグラムのために公平を期して言うと、新型コロナウイルス関連の詐欺の広がりが、なりすましに拍車をかけていることは明らかだ。

私を含めて、CoinDeskスタッフの多くはインスタグラムをはじめ、ほとんどすべてのソーシャルメディアでなりすまし被害にあっている。だが、新型コロナウイルス以降、インスタグラムの詐欺アカウントは、他のプラットフォームよりも熱心に毎週私に連絡してきたり、私のアカウントをフォローしようする。

インスタグラムには、新型コロナウイルス関連のマーケティング戦略の一環として、プレゼント企画を行う本物のインフルエンサーアカウントが数多く存在する。

このような状況にもかかわらず、インスタグラムは依然として暗号資産業界にとってネットワーキングのための重要なプラットフォームとなっている。特にラテンアメリカでは、一部の起業家は商品に関する情報提供をインスタグラムに依存する。

ブラジル人起業家で「Bonnum」と「Lovecryptonet」のCEOを務めるエドミルソン・ロドリゲス(Edmilson Rodrigues)氏は、モバイルアプリをコミュニケーション手段としているベネズエラ難民にサービスを提供している。

ロドリゲス氏はインスタグラムを自分の家族の写真を見せたり、会社の商品の最新情報を発表するために使う。特に新機能を展開するときは、少なくとも数週間に1度はインスタグラムを使ってユーザーとの交流を行う。

インスタを巧みに使うブラジル企業

ブラジルで事業を行う別の暗号資産企業で、中国に拠点を置くAbakus Groupが支援する取引所「Novadax」も、新型コロナウイルスが感染を広げる中、インスタグラムを活用して顧客とのつながりを深めようとしている。

投資家からNovadaxのCEOに転身した中国人のベイベイ・リウ(Beibei Liu)氏は、数千人のブラジル人がこの数カ月の間にNovadaxを使って初めてビットコインを購入したと話す。約15万のユーザーアカウントのうち、20%が暗号資産を初めて購入したという。

「インスタグラムには、数多くの啓蒙的なコンテンツを投稿している。インスタグラムはブラジルにおいて非常に重要なチャンネルであり、ブラジルは若い層が非常に多い」とリウ氏。ユーザーの質問に答えるために、インスタライブも行っている。

Novadaxのブラジル人ユーザーの半数以上はモバイル端末のみを使っているため、モバイルフレンドリーなカスタマーサポートの選択肢が非常に重要とリウ氏は言う。

プロトレーダー向けマーケティング

ヨーロッパやアメリカ在住でポルトガル語を話す流動性プロバイダーなど、Novadaxを利用する少数のプロトレーダーに対しても、Novadaxが信頼を勝ち取るためにインスタグラム・マーケティングは役に立っている。

「プロトレーダーは疑い深く、より慎重だ。だから我々は会社やチームのバックグラウンドについての多くの投稿を行っている」とリウ氏は続ける。「我々は信頼できる企業であり、プロダクトをアップデートし続けていることを示すことが重要だ」

実際、Novadaxは数カ月の限定的な試験期間を経て、8月に正式にヨーロッパのトレーダー向けのサポートを開始する。流動性を高め、機関投資家市場と新興の個人投資家市場の間の相互補完的な流れを生み出すことが狙いだ。これがインスタグラムのようなソーシャルメディアプラットフォームにおける真正性が、暗号資産の普及に影響を与える非常に重要な要素である理由だ。

本物のアカウントを見極めることに苦労するユーザーもいる「クリプト(暗号資産)・インスタグラム」のグローバルな影響力について、シーゲル氏はインスタグラムが「ユーザーを守るためのより積極的な取り組みの新しいモデルを生み出す」ことを期待していると語った。

翻訳:山口晶子
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Luke van Zyl/Unsplash
原文:‘Crypto Instagram’ Is Becoming a Thing, Scams and All

Let’s block ads! (Why?)


Source link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Check Also

岩井俊二「ユーチューバーに元気もらった」コロナ禍で映像のプロが気づいたこと〈週刊朝日〉(AERA dot.) – Yahoo!ニュース

 コロナ禍の公開となった映画「8日で死んだ怪獣の12日の物語」を手掛けた岩井俊二監督。生活スタイルや心境にどん … …