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インスタのフォロワー数20万人以上 91歳「自撮りおばあちゃん」の世界(産経新聞) – Yahoo!ニュース

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 「自撮り」した自虐的な面白写真が人気の写真愛好家、西本喜美子さん(91)=熊本市=が精力的に活動を続けている。82歳で初の個展を開催すると、作品展が開かれたりイベントに出演したりし、11月からは広島県廿日市市で「西本喜美子写真展-驚異の91歳フォトグラファー・おばあちゃんが撮る」が開催中だ。インスタグラムのフォロワー数は20万人以上という「インフルエンサー」。「写真がうまくないから、面白い方に逃げちゃった」というちゃめっ気も魅力だ。

 「はつかいち美術ギャラリー」(広島県廿日市市)で開かれている同展。

 展示されている約100点の作品は、故小渕恵三氏の姿にふんして「ありがとう平成」と書かれた額縁入りの色紙をかざしたり、西本さんが3人に分身してカーリングをしていたり、フィギュアスケートのトリプルアクセルを連続写真で決めていたり…と、どれもこれも西本さん自身が体を張って撮影したものばかりだ。

 11月22日の開会式に出席した西本さんは会場内でサイン会も行い、来場者一人一人に「ありがとうございます」と声をかけるなど、ファンらとの会話を楽しんでいた。

 ■72歳で写真に目覚め

 写真に目覚めたのは72歳のとき。長男のアートディレクター、和民(かずたみ)さんが主宰する写真塾「遊美塾」の生徒らが熊本市の自宅に遊びにきた。生徒らの作品を見て「写真っていいですね」と漏らしたところ、「一緒にやりましょう」と誘われて塾生になったのがきっかけだった。

 74歳でパソコンの画像編集ソフトも習い、次々と面白い作品を発表。例えば、「燃えるゴミ」としてゴミ袋に詰められたかと思えば、物干しざおに干されたり、仏壇の隣でお化けとなったり。82歳で熊本県立美術館で初の個展を開催した際には、来場者から「こんな写真を出して大丈夫か」と心配の声が上がり、翌日に「本人が撮りました」の説明がついたほどだ。

 平成29年末に東京で個展「遊ぼかね」を開催した際には世界17カ国から取材が殺到し、約1万6千人が来場。一気に世界的に知られる存在になった。現在ではインスタグラムのフォロワー数が20万人以上になり、経済紙「ForbesJAPAN」が今年選んだ日本のトップインフルエンサー50人にもランクインした。

 ■カメラを肌身離さず

 「もう腰が悪いので…」という西本さん。自宅内で作品製作に没頭しており、「写真は楽しい。教えてくれた息子には感謝しています」と笑顔を見せる。息子の和民さんは「母は第3の人生を歩んでいる。母にとってカメラは武器であり、遊び道具なんです」と目を細め、「年齢に関係なく誰にでもなれることを母は示してくれていると思います」と話す。

 84歳のときに死去した夫からプレゼントされたカメラは「肌身離さず持っています」という西本さん。「もう写真がないと生きていけない」といい、これからも楽しい作品を生み出してくれそうだ。

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