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インスタグラムでは見えないナニーの存在 – ハーパーズ バザー・オンライン

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私が41歳の母親としての生活について語る、願わくば魅力的で、ときにありふれた物語を披露するソーシャルメディアのなかで、私のふたりの息子たちは、進化し続けるゲストスターだ。

もしもあなたが私のSNSをフォローしてくれているなら、私が女性だけの共同オフィスでティーバッグを使い回していて、私が髪を乾かしている間、電話会議をミュートにしていることをご存知だろう。そして私の7歳の息子、テディは、それなしではいられない、ボーイ・ベイビーと呼ぶ人形を持っていて、10歳の息子、ウィルは、より優れた銃規制法への道をプログラミングしようと果敢に試みているのをご存知だろう。

あなたが目撃していないのは、ボーイ・ベイビーは、前のナニーで私たちが敬愛するジーンによって、私が数えられる回数よりもずっと多く修理されていることだ。そして先月、私が自分のティーカップに付けるのにぴったりなインスタグラムのストーリーズのフォントを選んでいる間、私たちが現在お願いしている放課後のシッター、メーガンが吹雪の中、ウィルをプログラミング教室から連れ帰っていた。それから息子たちは、土曜の夜のシッター、ナイロビーとフィルム・ノワールの宝石強盗についての内輪ジョークを流行らせて……まあ、この辺で止めておこう。私が外にいても、息子たちはそれが気に入っている。これらの3人の女性たちが、私の人生のもっともぐちゃぐちゃな瞬間をまさに魔法のように見せてくれているのだ。

そんなところで疑問が。なぜ私は、良さげなキャプションを巧妙に作り上げて、子どもたちを自慢するのにこんなに長い時間がかかるのだろう?

ヒラリア・ボールドウィン(ヨガのインストラクター、著者、ポッドキャスター、そしてアレック・ボールドウィンの妻)の、インスタグラムの最近の投稿を見たことが、私の頭をバシンと叩き、この疑問を浮かび上がらせた。ヒラリアは、4人の子どものうち3人と一緒に歩道に座りこんでいる写真をアップ。子供たちはみんな泣いていた。キャプションで、彼女はこの状況に、笑える要素を見出し、写真に収めたナニーに感謝を述べていた。それははっとするほど正直で、思わず私に、彼女のフィードを過去に遡って見返し、不信感を一時停止させた。それまで、私は不信に思っていたことさえわからなかったのだ。もちろん彼女にはナニーがいる、おそらく複数人数の、ということを愚かにも私は知った。ヒラリアは、後の投稿でナニーたちは家族同然だが、彼女たちのプライバシーは守らなければならないとコメントで説明を続けた。もちろん私はそれを尊重する。

<インスタ意訳> 
というわけで、私の1日は“素晴らしく”うまくいっている……あなたのは? ナニーと私は子どもたちをただ公園へと歩かせていたの。それだけで40分。子どもたちは誰が私の手を握るかでずっと喧嘩しっ放し。私は普段、彼らの気分を変えるためにおどけたりするんだけど、今日は、私たちがたどり着いたとき、子どもたちが叫び続けていたので、私はもうただ座り込んでしまった……そんなとき、ナニーは笑って、私にとって宝物のようなこの瞬間を記録してくれたの(そんな彼女が大好き)。私にはユーモアのセンスがあることに感謝。っていうか、もう笑うしかない、とてもひどい状況だった。ところで彼らは今、みんなで「マミー、ベビー、いとこ」ごっこをしてるわ……レオがいとこ。ああ、育児って!!!!

だけど私はセレブリティではない。そして私がフォローする、素晴らしくて、オープンで、笑いをもたらしてくれる多くの女性たちも。考えてみれば、投稿している女性たちは、それも彼女たちの仕事の一部だと考えていると思う。こうした女性たちの多くは、子どもを持った後で、それまでの仕事を離れて、新しい意識とともに、起業家的なビジネスに奮闘しているものだ。

オフィスでのよくある井戸端会議では、ワーママたちはいつだってナニーやデイケアに感謝している。自分がここにいて、子どもたちがここにはいないとき、子守を雇うのは恥ずべきことではない。誰かが彼らを見ていないといけないのだから。とはいえ、起業家として独立を果たし、2週間ごとに自動的に銀行口座へ給料が振り込まれない、そして女性起業家によるインディペンデントな会社を成功させるために、ギラついてベトついた大きなスプーンいっぱいの自己宣伝を飲み込む私たちのような母親は? そう、私たちはインスタグラムにドハマりしているのだ。だけど私たちの多くは、生活のお世話をしてくれる人たちの存在を全く知らない。

“私たちの多くは、 
生活のお世話をしてくれる人たちの存在を 
全く知らない”

皮肉なのは、私たちがキュレーションは流行遅れだという地点に到達したということ。実際のところ、今、高く評価されているのは、母親業のドタバタをさらけ出すことだ。とはいえ、こうしたドタバタを片付けるのを手助けする、または母親が本来あるべき姿に戻しているときに赤ん坊を抱っこしている女性は、しばしば目には見えない。私たちは、ぐちゃぐちゃのままのベッドや量販店のおもちゃ売り場での激しいイヤイヤといった現実の姿、#MotherhoodUnfiltered(訳注:ありのままの育児)をさらすようになってきた。だけど、私たちの誰もが手助けなしではやっていけない、ということはまださらしていない。そして、しばしば私たちを助けてくれる女性たち自身もまた、ワーママなのだということも。

確かに、視界に入らないという意味には、暗黙の階級差別主義もあるだろう。もちろんだ。または、もっと寛大な解釈はこういうことかもしれない――(私自身も心配しているように)自分のナニーへの崇拝をシェアすることは、空気が読めていないと思われるかもということ。私たちのナニーについて熱く語ることで、誰もが本来なら受けるに値する質の高い子守りへアクセスできない私のフォロワーたちを遠ざけるのは私がもっとも望まないことだ。また、プライバシーの問題もある。おそらく多くのナニーは雇用主の素性を明らかにしたくないはず。彼女たちは仕事を、かなり関わりの深い仕事をしているけれど、だからと言って彼女たちはあなたのものではないのだし。

だけど正直に言うと、私はたぶんジーンを、それからナイロビーを、そしてメーガンを私のフィードから外してきた。なぜなら、私が彼女たちについてよりも、自分自身についてどう感じているかにより意味があるという理由から。第一に、キュレーションには制限がある。花びらを動かしたりピザの箱をどかしたりして、写真の背景や構図を整えるとき、私たちは世に出す写真のイメージを単に微調整しているだけでなく、私たちは自分自身のでたらめを受け入れているのだ。1週間戻って、スクロールし戻して、そして、そう、あれは本当に史上最高のペペロニだったとか。ね? 私は思っていたほど子どもたちを育てるのにそんなに助けを必要としていないの!なんて。 そして二つ目には、私のツイッターでの説教のすべてに反しているにもかかわらず、私が自分で働いている間に子どもたちにしてあげられないことのいくつかについて、いまだに葛藤を感じている。というか、それどころか、割に合わない仕事を外注していることについて葛藤を感じているのだ。本当のところ私は割に合わない仕事の多くが好きだ。でもそういう仕事は対価を伴わない。

2017年後半に、私は『The New York Times』紙に向けて、家庭内労働者といった個人事業主も対象者に含む、ニューヨーク州の新しい法律「Paid Family Leave」(訳注:養子や里子を含む、新生児を迎える家族が、一定期間、有給で自分の家族のために仕事を休み育休が取れる法律)の公表に釘を打つ記事を書いた。私は疑問を呈する形でレポートを論じた。ナニーが産休を必要とするときはどうなるのか? そして私はより広義の文化的な結論を打ち出した。それは私たちが、社会としてプロフェッショナルに働く女性たちと同様の利益をナニーにも与えることで、家庭内でのナニーの仕事を正式に認め、すべての女性たちの仕事を昇進させようというものだ。今まで無報酬だった料理や洗濯、精神的負荷を背負うといったすべてが突然、定量化可能な価値を持つことになるのだ。


著者ローレン・スミス・ブロディと息子のテディ、そして前のナニー、ジーン。イーストサイド・ウェストサイド・ミュージック・トゥギャザー教室にて。

私たちのナニー、デイケアの供給者、そして祖父母の介護者たちを陰から引っ張り出すときだ。在宅のお父さんたちもだ。見てるよ! 子どもたちの世話をし、愛してくれるすべての人々の仕事を持ち上げるのは、私たち自身の仕事や私たち自身の愛情を正当化すること。

だからやってみよう! #MyVillage、#CaregiversAreSaints、#ThankMyNanny、#HeLearnedItAtDaycareなどのハッシュタグをつけて、実現させよう。私は一日中やっていられるだろう。飛び込もう。私にそうした仕事をさせてくれる女性たちを受け入れないなら、もはやワーママの権利のために闘うことはないだろう。

BrigtHorizonsデイケアにいるモリー先生の忍耐強い庇護のもとで作られた冷蔵庫のマグネットの写真、ジーンが作るガーリックブロッコリー(それは2年前、テディの口を通った最後の野菜だった)といった食べ物の写真をシェアしよう。The Wingは、オープンしたてのデイケアだ。WeWorkも。ソーシャル市場でそうしたことを広めよう。“Fork the Partiarchy”キヌアサラダ、そして“Universal Child Care”の哺乳瓶をシェアしよう。(@lololevine@audreygelman、こうしたものを自由に拝借して!)

なぜなら、もしも私の子どもたちを愛おしく思ってくれるなら、あなたもその写真に入る価値があるのだから。


ローレン・スミス・ブロディ:
The Fifth Trimesterの創設者であり、The Fifth Trimester: The Working Mom’s Guide to Style, Sanity, and Success After Babyの著者。 インスタグラム:@thefifthtrimester

Translation: Natsuko Kadokura From Harper’s BAZAAR.com

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