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エコタンクモデルのプリンター、なぜ大学生に人気なのか

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業界人の《ことば》から
第278回

2018年01月11日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

今回のことば

 「エプソンは、エコタンクモデルを国内プリンター市場の『第4極』に位置づけたい」(セイコーエプソン・碓井稔社長)

 2017年の年末商戦において、エプソンは毎年恒例となっている年賀状印刷を訴求するテレビCMをほとんど実施しなかった。主力モデルとなるカラリオ「EP-880A」シリーズのテレビCMは制作されず、ハガキプリンター「PF-81」でテレビCMを制作したものの、これも一部放映しただけだ。

 代わりに同社が積極的に放映したのが「エコタンクモデル」のテレビCMだった。

 女優の吉田羊さんを起用し、インクがしょっちゅう切れると感じている人が88%に達していたり、インク代が高いと感じている人が98%に達したりといった調査データをもとに、プリンターユーザーの多くが、これらの点に不満を感じていることを示した。

 プリンター本体を安く販売して、インクカートリッジで儲けるというビジネスモデルを否定するような「自虐的」ともいえるCM内容になっていたわけだ。

 セイコーエプソンの碓井稔社長は「これはカートリッジモデルを否定するようなテレビCMに見えるかもしれないが、エコタンクモデルという新たな軸を提案するもの」と位置づける。そして、主力モデルのテレビCMを制作しなかった理由についても、「インクカートリッジモデルについてはすでに多くの人が認知している。一方で、エコタンクモデルの認知度はまだ低い。そこで、今年はエコタンクモデルの訴求に力を注いだ」と説明する。

印刷コストが圧倒的に安いエコタンクモデル

 エコタンクモデルの特徴は、大容量インクタンクを搭載し、1ヵ月に300枚もの印刷をしても、1年間インク補充が不要であること。また、価格が高いインクカートリッジを購入せずに済むことから、印刷コストが大幅に抑えられる。同社の試算では、インクカートリッジモデルやレーザープリンターと比べて、約90%も印刷コストが安くなると語る。

 たとえば、カートリッジモデルであるビジネスプリンター「PX-M650F」では、A4カラーの1枚当たりの印刷コストは約13.5円、A4モノクロの場合は4.1円。対して、エコタンクモデルの主力機種「EW-M770T」では、A4カラーの1枚当たりの印刷コストは約1.3円、A4モノクロの場合は0.5円と、確かに90%のコストダウンが実現されている。

EW-M770T

 だが、本体価格はエコタンクモデルの方が3倍ほど高い。それでも、大量に印刷する人にとって、最終的にはエコタンクモデルの方が圧倒的にお得になるというわけだ。

 しかも、2017年の新製品ではフォトクオリティーの強化やデザイン変更による小型化など、コンシューマーユーザーを意識した改善を図ったほか、ラインアップも拡大してみせた。

 碓井社長は「カートリッジモデルは継続的に投入し続ける。印刷枚数が多くない人にとっては、カートリッジモデルの方が適している場合もあり、これを支持してくれるユーザーもいる。一方で、カートリッジモデルに不満があるという人に対しては、新たな軸として、エコタンクモデルを提案していくことになる。カートリッジモデルからエコタンクモデルへの置き換えではなく、カートリッジモデルとエコタンクモデルのどちらかを選択してもらえるように軸を増やした」と説明する。

 そして「国内プリンター市場において、エコタンクモデルによる『第4極』のポジションを目指したい」と意気込む。

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