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サッカー解説YouTuber「Leo the foot ball」、YouTube×サッカーの未来を…|テレ東プラス – テレビ東京

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上下左右に行き交うボール。めまぐるしく攻守の入れ替わるゲーム展開……。素人にとって「サッカー観戦」は難解な作業だ。卓越した足技には凄みを感じるが、そこにいかなる戦術が応酬しているのかを理解するのは簡単ではない。

この複雑なピッチ上の頭脳戦を、鋭い分析眼とポップな語り口で解説しているYouTuberが「Leo the foot ball」だ。チャンネル登録者数は8万人を突破し、著書の出版や大物サッカー解説者とのコラボレーションも果たしている。

もともとはお笑い芸人としてM1優勝を目指していた一介のサッカーファンだったというが、いかにしてここまで上り詰めたのだろうか?

目標はM1優勝。一介の芸人がサッカーYouTuberになるまで

──Leo the foot ballさんはYouTuberとして活躍されていますが、そもそもなぜYouTubeを始めようとしたのでしょうか?

「もともとは18歳で上京して、M1優勝を目標に芸人として活動していました。転機になったのは、以前コンビを組んでいたちゃまくんに、一緒に考えた漫才を解散後も使わせてもらっているお礼としてご飯を奢ったこと。そしたらちゃまくんが、サッカーのニュースを話題にしている動画を見せてきて、『お前この人より語れるでしょ?』と。実はちゃまくんはサッカーゲームの実況動画を投稿していて、そこで現実の試合の分析動画を出してみないかと相談されたんです」

──誘われる形でのスタートだったんですね。

「義理を通すような感じでOKして、iPhoneで撮影した動画を送って。『どう編集されるのかな~』とドキドキしていたら、翌日そのまま投稿されていました(笑)。『これで大丈夫!?』って焦ったんですが、意外にもウケたんですよ。とはいえ、その時点では僕も日本代表とバルセロナの試合を観戦していただけの一介のファン。リスナーさんの質問にもっと答えたいと思って、本格的にサッカーの勉強を始めました」

──サッカーの経験はなかったそうですが、これほどの知識をどうやって身につけたのでしょうか。

「すべて独学なんですよ。もちろんサッカー関連の書籍は読み込みますが、基本的には試合を何度も見て、ピッチ上で起きた出来事をひとつひとつ分解する。昔から何事においても分析フェチなんですよね。たとえば、女の子とデートしてから連絡を取れなくなったら、普通は落ち込むじゃないですか。でも、僕は『あのときのあの振る舞いがダメだったのかな?』と分析に夢中になる人間(笑)。そうして徐々についていただいたファンの方と、ちゃまくんのファンの方がコメント欄で衝突してしまうようになったので、チャンネルを独立しました」

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──長年目指していたのは芸人としての成功だったと思います。まったく畑の違う分野で評価されることに、葛藤はなかったのでしょうか。

「芸人ってメンタリティだと思っていて。たとえば、内田裕也さんは毎月のように新曲を出さなくてもロックとご自身を表現されていたと思いますが、それはロックなメンタリティを持っているから。僕も根っこのメンタリティは芸人で、一緒にいる人を退屈させたくないと常に思っています。だから、動画でも一番は『この人とサッカー談義をしていると楽しいな』と思ってもらうことに舵を切っているんです。ツールを変えたという感覚ですね。昔は舞台や吉本の劇場というツール。今はYouTubeや(オファーを受けて出演している)CSの番組、雑誌やメディアのインタビューというツール。人を楽しませる姿勢は、ツールを変えても一貫しています」

──芸人の道を捨てるのではなく、メンタリティとして持ち続けて現在の活動へと活かしている。芸人とYouTuberの道は繋がっていたんですね。

「むしろYouTubeを始めて、『近道できた』みたいな感覚です。芸人は見た目のインパクトではなく知識や技術で勝負する場合、一芸に特化していないと厳しいじゃないですか。たとえば、アンジャッシュの渡部さんって見た目もカッコいいけれど、食やインテリジェンスで戦っている方ですよね。仮に僕が芸人で花開いていたとしても、生き残るには強烈なキャラ作りをするか、渡部さんのように語れることを身につけるしかない。そう考えたときに、僕の語れることってサッカーですから、結局は現在の活動に辿り着いていると思うんです。そういう意味で、YouTubeは僕にとっての”近道”でしたね」

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“好事家”を巻き込むことが鍵。サッカー×YouTubeの未来

──昨今では元日本代表でサッカー解説者の戸田和幸さん、ドリブルデザイナーの岡部将和さんのほか、『サッカーキング』を始めとした大手サッカーメディアも独自のYouTubeチャンネルを開設しています。LeoさんはYouTubeというプラットフォームの登場によって、サッカー界はどう変わると考えているのでしょうか。

「まずは選手がチャンネルを持ち、発信する時代になると思います。海外だとピケが自身のチャンネルでネイマールにインタビューしたり、国内でもヴィッセル神戸の那須大亮選手がYouTuberのような活動をされたりしていますよね。今、こうした動きはヨーロッパを中心に広まりつつあります。その一因となっているのは向こうの報道のスタイルで、良くも悪くも意地悪な書き方をするじゃないですか。『メディアに雑な仕事をされるぐらいなら、自分で発信するわ!』ってなるのは、自然な流れだと思います」

──かつてマスコミとの確執を噂された中田英寿選手が、自らの言葉を伝えるメディアとして公式HPを作った流れと似ていますね。メディアはより報道の姿勢を問われることになるかもしれません。

「あとは、これだけYouTubeが人気なのは、インタラクティブなメディアだからだと思います。生配信をしていてすごいなと感じるのは、リスナーさんからのコメントにリアルタイムで答えていると、1対1000のテレビ電話みたいになるんですよ。演者と対話しながら動画の参加者になれることを面白がっている。そこは肌感とか温度感の世界だから、僕もサッカースナックのマスターみたいなイメージで、カメラに話しかけているんです。サッカー界がYouTubeを活用するなら、そういう感覚を持てるかが重要になると思いますね」

──なるほど。ちなみに、具体的なアイデアなどはありますか?

「たとえば、メディアがサポーターの力をうまく使うのも手だと思います。ブログやTwitterの界隈にも、サッカーをロジカルに分析している人はいますよね。『好きこそ物の上手なれ』と言いますが、熱狂的なファンは往々にしてディープな知識を持っているもの。彼らのような”好事家”にオファーして分析やダイジェストを作ったら、深くて濃密なコンテンツに仕上がるし、情報を発信する人の母数も相乗効果で増えていくと思うんです。最近はオンラインサロンに代表されるように、お金を払ってでも好きなことにコミットする時代。予算もファンの方の愛情に甘える形にはなりますが、抑えることができます」

──いかにファンを巻き込めるかはネット時代を乗りこなす鍵になりそうです。

「試合の映像を配信しているプラットフォームで、ユーザーが『ニコニコ生放送』のように自分の音声つきの映像を配信できるシステムを採用したら面白いかもしれませんね。予算や大人の事情で難しいとは思いますが(笑)、アイドルのサッカー配信なんて盛り上がりそうじゃないですか。プロの実況や解説による従来の放送を『公式生放送』として位置づけたとして、そこに人が集まらなかったら大変なので、発信される情報の質が視聴者に負けじと底上げされる。より健全な競争も生まれると思います」

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サッカー界に未開のポジションを築く。Leo the footballが目指す青写真

──サッカー分析家としてYouTube以外にも活動の幅を広げていますが、今後のキャリアについてどんな展望をお持ちでしょうか。

「ゆくゆくはプロやアマチュアを問わず、どこかのチームでスポーツディレクターのような仕事をしたいですね。チームの目指すべきサッカーを設定して、それに基づいた監督やスタッフを適材適所で配置し、全体をコーディネートする。よく『監督にならないんですか?』と言われますが、良いチームを作るために必要なのは、選手の獲得から戦術の構築まで一貫したビジョンです。結果に責任を持つためにも、それを決められる権限のあるポストに就きたいですね」

──確かに海外では、サッカーブログの運営者がプロチームのアナリストとしてスカウトされた事例もありますね。パリ・サンジェルマンの監督を務めるトーマス・トゥヘルが、参謀としてブロガーを抜擢したのは有名な逸話です。

「今の僕に任せる人はいないと思いますが、何年後かに実現できたら嬉しいです。現在はまだYouTubeで活動して、少しずつ有名になってきた段階。でも、やがてLeo the football自体がコンテンツとしてもっと成長すれば、素人からサッカー界にワンポジションを築いた人間として、一番の名刺になると思うんです。そうなったとき『こいつにやらせてみたい』と手を上げてもらえるような活動を、今後も続けていきたいですね」

──そのときはぜひ日本サッカーをアップデートしてください。

「日本サッカーに貢献したい思いは常に持っていますね。日本の子供って、久保健英(レアル・マドリード)みたいにサッカーIQの高い選手もいるけれど、”ドリブルうまいのにサッカー下手”って子がすごく多いんですよ。僕自身、小学生のときにサッカー教室の体験に行って、ボールに群がるだけのつまらないスポーツだと勘違いしていましたから(笑)。もちろんロジカルに指導されているコーチの方もたくさんいらっしゃいますが、そうじゃないコーチに当たった子供は、サッカーの面白さに気づけないじゃないですか。僕のチャンネルと出会うことで、コーチの方がディテールにこだわるようになったり、お子さんやご両親が良いスクールを探すきっかけになったりしたら嬉しいですね。いつか日本代表になった選手から、『Leo the footballを見ていました!』と言ってもらうことを夢見ています」

【プロフィール】
Leo the football
YouTuber、HipHopアーティスト。サッカーの試合やニュースを分析し、動画として投稿する自称「蹴球思想家」。J SPORTS「Foot!」でプレゼンテーターを務める。著書に三栄書房「Leo the footballのしゃべくりサッカー部」。

YouTube:
https://www.youtube.com/channel/UCmsfo6_GmedEhParaNa3r9A
Twitter:
https://twitter.com/SoccerRapperLeo
MV:
https://www.youtube.com/playlist?list=PL1cDOuIDsIUJ8bMLI5PPhHSQ1XT5sovKj
「Leo the footballのしゃべくりサッカー部」:
https://www.amazon.co.jp/dp/4779638402/ref=cm_sw_r_cp_api_i_gNeuCbY7KYD2X

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