
下ネタを連呼するだけの即興曲を披露したかと思えば、24時間連続でピアノを弾き続けるという“偉業”も軽々とやってのける。さらに、ネットに住所が晒されたのを逆手に取り、自ら個人情報を歌にのせて開示するなど、とにかく話題に事欠かない音楽系ユーチューバー、鈴木ゆゆうた。無軌道ともいえる行動力とアイデアは「才能の無駄遣い」「存在がフリー素材」と世間をざわつかせ、’18年5月のチャンネル開設から早くも登録者数140万人を突破した。その狂おしいまでの表現欲求の源泉はどこにあるのか?◆死ぬまで目立ち続けたい――ゆゆうたさんは、他の人が避けて通るようなことを躊躇なくやってのける点がすごいです。ゆゆうた:まあ、みんなに注目されて、ちやほやされたいだけです(笑)。でも、もっとピアノがうまい人は他にたくさんいる。だから裸になって弾いてみたり、おむつをはいて24時間連続で演奏してみたり、自分にしかできないことを追求しています。特にこれをやりたいという目標もないんですよね。現在進行形で生きているので、明日になったらまた考えが変わるかもしれない。だから、思い立ったらすぐ行動に移しています。――ふざけているようで、やはり原点にはピアノの技術がありますね。ゆゆうた:仕事や趣味も何一つ続いたことがないなかで、唯一続いているものがピアノなんです。5歳のとき、テレビでフジコ・ヘミングさんがショパンの「英雄ポロネーゼ」を演奏している姿にくぎづけになったのがきっかけで、母親の友人のピアノの先生に18歳まで習っていました。
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