
インドネシアのパナソニック販売子会社パナソニック・ゴーベル・インドネシア(PGI)は2日、今年発売するテレビ25モデルを発表した。今年は、買い替えなどで一つ上の高品質なモデルを購入してもらうよう販売戦略を強化する。昨年に引き続きテレビの売上高2桁増を目指す。
フルハイビジョン(HD)の約4倍の解像度を持つ「4K」に対応した4K有機EL(OLED)テレビを2モデル、4K対応テレビを8モデル、標準型のHDテレビ15モデルを6月に発売する。
OLEDテレビは65インチの「EZ1000」と55インチの「EZ950」を投入する。新技術の導入で明暗や色調の表示範囲が拡大し、より忠実な色再現が可能になった。両モデルは最新技術を採用した旗艦モデルとして位置付ける。価格はそれぞれ6,000万ルピア(約47万円)と3,500万ルピアで、マレーシアから輸入する。
PGIの多田直之取締役(マーケティング担当)は「低価格帯は価格競争が激しいが、高級モデルはまだ需要が少ない。(買い替え時などに)現状より少しだけ高品質なモデルにステップ・アップを提案していく」と述べた。今年はサッカーのワールドカップ(W杯)やアジア大会など、大型スポーツイベントが開催されることから、テレビの需要増加が期待されている。
Source link