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ファッションユーチューバーのトップ、げんじがトップであり続ける理由 – WWD JAPAN.com

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PHOTO:YUTA KONO

 近年、ユーチューバーの人気が盛り上がりを見せる中で、ファッション系に特化したユーチューバーが急増している。その先駆け的な存在が、げんじだ。げんじはファッションコーディネートアプリ「ウェア(WEAR)」の公式ユーザー、ウェアリスタのトップとして活動し、2016年5月にユーチューブチャンネルを開設。16~30歳に向けてファストファッションからインポート、ドメスティックブランドのアイテム紹介や、男性のNGファッションについての街頭調査などの幅広いコンテンツで視聴者を増やしてきた。現在のチャンネル登録者数は約52万人 (SNS合計フォロワーは140万人)。他のファッションユーチューバーの登録者数が10万人前後なのに対し、圧倒的な人数だ。さらに、17年に自身が手掛けるブランド「リドム(LIDNM)」をスタート。初年度の売り上げは9億円、2年目は9.5億円と好調な滑り出しだ。2018年7月にはウィメンズファッション特化型のチャンネルを開設した。活躍の場を広げるげんじに、ユーチューブを始めたきっかけや動画制作に対するこだわり、今後の展望などを聞いた。

WWD:ユーチューブチャンネルを開設したきっかけは?

げんじ:もともとはインフルエンス力やクリエイティブ力で生活をしていきたいと考えていました。当時は「ウェア」をきっかけに認知が広がってはいましたが、少し限界を感じていて。「ウェア」ではありがたいことに、ユーザー部門とコーディネート部門の双方で月間ランキング1位を獲得していましたが、もっと世の中に影響力を与えている人が周りにはいたし、「ウェア」だけで生活ができているわけでもなかった。もっと影響力を持つために、動画でコンテンツを配信しようと考えました。

WWD:動画の撮影や制作のノウハウはどうやって学んだ?

げんじ:ファッション系に限らず、既に成功しているユーチューバーさんの動画を通して学んでいきました。たまたま動画に映っていたカメラと同じものを買ってみたこともあります。書籍なども読みましたが、実際に動画を通して学んだ方が、間違いない知識を獲得できたのかな、と思います。

WWD:ユーチューバーとして活動する際に、事務所へ所属しようとは考えなかった?

げんじ:UUUM(ウーム)に所属していた時期はありました。ただ、所属時からいつかは自立したいと考えていたし、ユーチューバーという枠組みだけではなく、同時にアパレルブランドも運営する経営者としても成功したいという展望から半ば賭けで自立しました。笑

WWD:ファッションユーチューバーとしての活動はかなり早かった印象だが、動画のネタ決めなどで苦労したことはある?

げんじ:大変でしたね。いかんせん前例がなく、ゼロから作ることがほとんどだったので。初期の頃は「バク転してみた」とか「女装してみた」という動画を配信していたんですが、コレじゃない感が凄かったです(笑)。ネタは動画のコメント欄を見て考えるなど、視聴者の方々と一緒に動画を作り上げてきたイメージですね。

WWD:「ウェア」とユーチューブで、扱うブランドには違いがある?

げんじ:少し変えています。ファッションの入り口としてのユーチューブ、もっと深く知りたい人が「ウェア」やインスタグラム、といった流れが作れればいいなと思っています。理想としては、「げんじのSNSを見れば欲しい情報が何でもある」と言われるようになりたいです。「ジーユー(GU)」や「ユニクロ(UNIQLO)」もあれば、ドメスティック、インポートブランド、セレクトショップのオリジナルも扱っている形を目指しています。

ポイントは「飽き過ぎず、かつ知りたいことが分かる」動画

WWD:動画を制作する際のこだわりは?

げんじ:大体10分程度で、視聴者の方が飽き過ぎず、なおかつ知りたいことは全て知られるような動画作りを心掛けています。動画の構成も大切ですね。例えば黒のテーラードジャケットを紹介するときに、いきなりアイテムを紹介しても、興味がない人は離脱してしまう。まず、「コーチジャケットやMA-1が流行っているけど、カジュアルやストリートだけしか味わえない。たまにはかっちりするのも良いのでは?」と問いかけ、興味を喚起する。そのうえでテーラードジャケットを取り出し、アイテムのポイントや僕がこのアイテムを選んだ理由、どこで購入できるかを伝える。そういった流れを作る上でも、10分程度の時間が必要なんです。

WWD:動画の制作時間はどの程度かかっている?

げんじ:撮影は1時間~1時間半、編集は6時間以上かけています。先日も朝の9時に撮影を開始して、21時半になんとか動画をアップできました。最近はウィメンズチャンネルもスタートし、メンズは週7本、ウィメンズで週3本程度と、合計で週10本ほど動画を挙げています。チームで作るなど、協力し合わないと難しく、普段は僕以外にも動画編集の人など6人体制で制作しています。

WWD:ウィメンズチャンネルをスタートした理由は?

げんじ:もともと僕が動画を配信しているのは、見た人が自信を持ち、人生を変えられればという思いからです。今までは主に男性に向けコンテンツを発信していましたが、女性からもモテたい、結婚したい、周囲の目が気になるなどの声があったんです。個人的にはウィメンズファッションも好きだし、「ウェア」などでの知見から論理的にファッションを語れることもあり、始めてみました。

WWD:とはいえ、ウィメンズでは分からないことも多かったかと思うが?

げんじ:確かに、分かることもあるけど、分からないこともあります。ただ、分からないことは日々動画を作り続ける中で勉強と分析を重ねています。あとは自分の中で当たり前だと思っていたことでも、ちゃんとコンテンツとして配信する。例えば僕を含め男性って女性の鎖骨が見えるのが好きな人が多いと思いますが、それを口では言わない人が多い。でも僕がそれを動画で配信したところ、「男性って鎖骨が好きなんだ」と反響が良かったです。

WWD:ユーチューバーとしての収入はどの程度ある?

げんじ:ユーチューブ側の規定もあり、具体的な金額はお話できませんが、僕は比較的早くてユーチューバーとして活動を始めてから3カ月ほどで一人暮らしで生活できるほどになりました。ただ、ファッションユーチューバーが全然いなかった昔と今では状況がかなり違うので、参考にはならないかもしれません。

WWD:現在は主にユーチューブで収入を得ている?

げんじ:そうですね。「リドム」や他の企業との取引なども行っていますが、全てユーチューブがあったからこそ成立していると考えています。

WWD:チャンネル登録者数が急に増えたタイミングなどはある?

げんじ:他の動画の関連動画として紹介されたり、他のユーチューバーさんとのコラボ動画などで一気に増えたタイミングがありました。一番伸びた時で、3カ月で7万人ほど増えたこともありました。ネタとしては「ジーユー」や「ユニクロ」も鉄板ですが、コラボ動画も強い。また、ファッションに関係のない動画もときどき差し込むと反響があります。身長を伸ばす方法、とかを配信した時もありました(笑)。

自身の「リドム」の販促効果も 「ユーチューバーは最強の販売員」

WWD:自身のブランド「リドム」はどういった経緯で始めた?

げんじ:動画以外に違った発信ができないかと思い始めました。ファストファッションでは手に入らないようなデザインで、日本製の高品質なアイテムを比較的安価な価格で販売しています。デザイナーさんと僕で作っていて、僕はディテールで要望を出したり、生地の選定をしたりと、感覚を言語化し、それをデザイナーさんが実際の服に落とし込む、といった形ですね。

WWD:「リドム」の販促としても、ユーチューブは有効?

げんじ:「リドム」に限らず、強力な販促ツールだし、ユーチューバーは最強の販売員になりえると思います。店舗での接客だと1対1になりますが、ネット上では1対10万などが可能になるので。「リドム」に関して言うと、シーズン問わず、さまざまなコーディネートができるスキニーが動画で紹介し良さが伝わったことで累計7万本、ライダースも3万着売れています。

WWD:今後の展望は?

げんじ:僕個人のチャンネルでは、スニーカー専門の方やドメスティックブランド専門の方など、もっといろいろな人をゲストとして巻き込んで動画の幅を広げていきたいですね。より大きなスケールだと、先日動画でも発表しましたが、若手ユーチューバーの育成や、ユーチューブを始めたいと考えている企業のサポートなどを通じて、第二のトップファッションユーチューバーを育てていくつもりです。仮に自分の首を絞めることになったとしても、僕じゃないとできないことだし、僕と同じ志を持つ人が増えてくれたらうれしい。さらには、もっとアパレル企業の方々にファッションユーチューバーの存在を広めていきたいですね。

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