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フェアレディZに終わりはない! 日産にとって大切なモデルである理由とは?(GQ JAPAN) – Yahoo!ニュース

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“やっぱりZはなくしちゃいけないよね”

5月28日に日産が公開した「A to Z」というムービーが世間をザワつかせている。

この日、日産は不採算事業や余剰設備を整理して事業を立て直す再建計画を公表。年間の生産能力を20%ほど減らして540万台程度とし、収益体制を強化する方針を明らかにした。ひとことでいえばリストラ策の発表である。

そんな、いわば暗い話題の記者会見の最後に、彼らは「A to Z」と題する1分ほどの短いムービーを披露した。これは日産が今後投入する新型車のシルエットとモデル名を暗示したものだが、その最後に、現行型とは明らかに異なるスタイリングの「フェアレディZ」が登場したのである。

現行型の8代目フェアレディZが誕生したのは2008年のこと。それから12年を経ているのだから、モデル自体に新鮮味が感じられなくなったのは当然のこと。おかげで年間販売台数は最大市場の北米でおよそ3000台、お膝元の日本では500台ほどと苦戦している。リストラするなら、真っ先に落とされてもおかしくないモデルである。

そのモデルチェンジを、リストラ策を発表する記者発表でわざわざ“予告”した意図とはどのようなものだったのか? とある日産関係者に話を聞いてみた。

「これは少し恥ずかしい話でもあるんですが、日産には歴史のあるモデル名がいくつもあったのに、その多くがいまではなくなっている。オーナーにすれば、自分が持っているクルマの名前がなくなるって、とっても悲しいことのはず。そうしたなかで生き残っているのがフェアレディZなんです。これは、日産の経営陣が『やっぱりZはなくしちゃいけないよね』という意思を受け継いできた証拠だと思います」

登場から12年! 現行モデルは今なお好印象

なぜ、フェアレディZは日産にとってそれほど重要なのか?

「これは個人的な意見ですが、初代フェレディZがデビューした1960年代から1970年代にかけて登場した日本車って、ほとんどが当時のアメリカ車とかヨーロッパ車の影響を受けていたじゃないですか? それらに比べると、フェアレディZってオリジナリティに溢れたモデルだった。それに、モデルチェンジを繰り返してもコンセプトがずっと一貫しているんですね。もちろん、GT-Rも日産にとっては重要なんですが、昔から日産を知っている人たちには『やっぱりZなんじゃないの?』という方が多いような気がします」

この辺は、フェアレディZが日産の“生え抜き”なのに対して、スカイラインは日産と合併する前のプリンス自動車が生み出したという2台の来歴が関係していると勘ぐる向きも出てきそうだが、現在のGT-Rの直接の祖先は1989年デビューのR32型だから、ZもGT-Rも日産生まれであることには変わりない。

そもそもGT-Rの生産終了が明言されたわけでもないので、いまこの話題を深掘りしてもあまり意味はなさそうだ。

では、いまのフェアレディZに乗った印象がどうなのかといえば、これが誕生から12年も経ているとは思えないくらい現代的な魅力を備えたスポーツカーなのである。

たとえば昨年試乗した「Z誕生50周年記念モデル」は、ボディのしっかり感と質のいいダンパーにより、ソリッドな乗り心地のなかにも不快なショックを巧みに吸収する快適性を備えていて、長距離クルーザーとしての可能性を感じさせた。

そして今年はハイパフォーマンス版の「フェアレディZ NISMO」をテストした。普段遣いするにはいささか足回りが硬すぎるように思ったが、エンジンは高回転域での伸びやかさが目覚ましく改善されていて、VQ37VHRにはまだ進化する余地が残されていることがわかった。

ムービーに登場する新型のシルエットは、ルーフの途中からテールエンドまで一直線に下降するファストバック。それに先端が鋭く尖ったGノーズ状のフロントマスクが印象的で、現代的なデザインであることがひと目でわかる。

あとは走りの質をどう仕上げるか? せっかくニューモデルを投入するのだから、リストラに伴う日産の暗い雰囲気を一掃するくらいの、勢いあるクルマを作り上げて欲しいものである。

新型フェアレディZに期待したい。

文・大谷達也 写真・安井宏充(Weekend)

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