Home その他 フォロワーが幸せな気分になる醤油店「ツイッターの奇跡」 – ITmedia

フォロワーが幸せな気分になる醤油店「ツイッターの奇跡」 – ITmedia

6 second read
0
213


 昨年8月、短文投稿サイト「ツイッター」のフォロワー(登録者)数が40人に増えたことを「上司と同僚が『メッチャバズってる』と言ってくれた」と喜ぶつぶやきをしたところ、大反響になった松江市の老舗しょうゆメーカー「安本産業」。反響を受けて注文が殺到し、在庫がゼロになった一連の出来事は「老舗醤油(しょうゆ)店に起きたツイッターの“奇跡”」として報じたところだが、今でもプチ奇跡は続いているようだ。同社を訪ねると、昨年12月のお歳暮ギフトのネット注文数は例年の約10倍を記録。9人だった従業員は12人に増え、10年以上使っていた会社のパソコン1台も買い替えることができたという。

「あなたが中の人?」

 「わざわざ来ていただいてうれしいです」。「やすもと醤油」を製造・販売する明治18年創業のしょうゆメーカー「安本産業」。約4カ月ぶりに訪ねると、公式ツイッターで話題になったつぶやきを投稿した30代の男性社員が出迎えてくれた。

photo
新しく購入したパソコンを操作する男性社員=1月12日、松江市

 男性によると、投稿が話題になってからツイッターを見て店を訪れる観光客が増えたという。男性は名前や顔を明かしていないが、「訪れた人から『あなたが中の人ですね』とよくいわれる」と苦笑い。

 同社が公式ツイッターを開設したのは昨年6月。ツイッター担当を任されたのが、ツイッター初心者の男性だった。

 話題となったつぶやきは昨年8月26日の投稿。「(一応)企業アカウントなので成果がないとツイッターを辞めさせられてしまう厳しい世界です」とした上で「アカウントを見た上司と同僚が『フォロワーが40人もいて、いいねもたくさんついててメッチャバズってるじゃん!』と言っていました。当分の間は大丈夫そうです」と投稿した。

 わずか40人のフォロワー数を上司が評価してくれたというほのぼのとした内容に、賛同を示す「いいね」は18万を超え、公式ツイッターのフォロワー数も9万人に。注文が殺到して在庫がゼロになった。


産経新聞


大手衣料品店とコラボ

 同社によると、ネットでの注文を再開できたのは約1カ月後。話題になる前は1日1、2件だったネット注文は今も10件以上入る。パソコンが新しくなった男性は「起動が早くなり、快適です」。

 一夜にして人気となった同社の公式ツイッターの現在のフォロワー数は9万人。会社の規模からするとかなり多いといえそうだ。男性は現在も社内の出来事を中心に毎日1、2件を投稿する。

photo
ネットで大反響となった昨年8月のツイッターの投稿

 「社長夫人が個人宅に配達に行った際の会話。『あんたのところは凄い炎上してるらしいね。よかったわね』。バズったことで、地元でも温かいお言葉を頂戴していると喜んでいました」(昨年10月9日)

 「発信すれば今も1千、2千件の『いいね』をいただく。プチバズり中です」と男性。この間、カジュアル衣料品販売の「ライトオン」(東京)からの提案で合同でプレゼントキャンペーンを実施したこともあった。男性は「バズりがなければ絶対に実現しなかったこと。信じられないです」と振り返る。


産経新聞


「幸せな気持ちに」

 このほかにもツイッターの機能を活用したアンケートを実施したり、動画を投稿したりと新しいことにも挑戦している。

 「バズったのは何が良かったのか」。男性はよくそう聞かれるという。その理由を自分でも知りたいと、思い切ってフォロワーに尋ねてみた。するとこんな答えが返ってきた。

photo
ツイッターの投稿が話題になった安本産業=1月12日、松江市

 「毎日一生懸命で、でも皆さん楽しそうで、ずっと見ていたい」「幸せな光景が頭の中に浮かび、こちらも幸せな気持ちになる」

 男性は「『お疲れさまでした』と投稿しただけで皆さんが返事をくれる。バズった直後は怖いと感じたこともあったが、今は投稿するのが楽しい。皆さんにできる限り返信するのが今後の目標です」と話している。


Let’s block ads! (Why?)


Source link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Check Also

大手企業は、なぜ TikTok より インスタリール を好むのか? – DIGIDAY[日本版]

2020年8月、Facebookはインスタグラムの新機能、リール (Reels)をロールアウトした。同社は同サ … …