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ブラジルのファッションショー、黒人モデルの割当制 – 日本経済新聞

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【サンパウロ=外山尚之】中南米最大のファッションショーであるブラジルの「サンパウロファッションウイーク(SPFW)」は、モデルの半数以上にマイノリティー(少数人種)を起用するクオータ(割当制)を導入する。地元メディアが30日、一斉に報じた。黒人差別への抗議活動が国際的に注目を集める中、多様性を重視する姿勢を示した。

SPFWは参加ブランドに黒人モデルの起用を促す(19年10月、サンパウロ)

SPFWの運営団体が、参加するブランドに対して、モデルの50%以上を黒人やアフリカ系、先住民系とするよう求めた。昨年までは20%以上を推奨していた。ブランドが基準を満たさない場合は「ラインアップの一部ではなくなる」として、ショーから除外するとしている。

ブラジルは移民国家で多様な人種が混在しているが、広告などに起用されるモデルは白人が優先される傾向が強い。各種の統計では黒人や先住民系の人々は白人に比べて所得が低く、殺人事件の被害者になりやすい。新型コロナウイルスの感染率も高く、社会問題になっていた。

米国発の黒人差別への抗議活動のスローガン「BLM(黒人の命は大切だ)」運動を受け、米アカデミー賞がノミネートの条件に多様性の項目を設けることを決めるなど、様々な産業で多様性を取り入れる動きが相次ぐ中、ファッション産業にも波及した形だ。

今年のSPFWは11月4日から8日に予定されている。新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインでの開催となる。

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