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ワタンコさんのハイブリッド運用(投信ブロガー)

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ブログ「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」を運営する「WATANKO(ワタンコ)」さんは東証1部上場のエネルギー関連企業に勤める50歳の男性。家族は妻(パートタイマー)と長男、次男の4人。東京近郊の一軒家で暮らしている。不動産投資と指数連動型のインデックス投資を融合させたハイブリッド運用を大きな特色として、運用資産額は最近2億円を超えた。ブログ名には資産運用の最終目的として、子供の頃にあこがれたスーパーカーを乗り回したいとの遊び心を込めたという。WATANKOさんのハイブリッド運用の軌跡を聞いた。

不動産投資とインデックス投資の融合

――なぜインデックス投資なのですか。

「30代のときに会社員のまま、亡父から家業として営んできた不動産賃貸業を受け継ぎました。相続した不動産だけではなく新たにアパートや駐車場、飲食店舗などの物件に投資して、自分で守備範囲を広げてきましたが、トラブル対応に追われるなど手間がかかり、会社勤めのかたわら不動産賃貸業を掛け持ちしていくのは心身ともに疲れ果てる状況でした」

「40歳になると両方の仕事生活にも慣れ、不動産賃貸業の運転資金などを除いて、余裕資金が2000万円くらいまでたまりました。もっと手間をかけずに資産を増やす方法はないのか、考えあぐねていました」

「ちょうどその頃読んだ本に、インデックスファンドの積み立て投資のことが紹介されていました。不動産投資とインデックス投資は相性の良い組み合わせになると直感でピンときました。地域や物件に集中投資する不動産投資と世界の多くの銘柄に分散投資するインデックス投資の融合です」

「それで2000万円を数回に分ける形で、日経平均株価や海外株指数、海外債券指数に連動するタイプに加え、バランス型のインデックスファンドを購入し始めました。リーマン・ショックが起きる半年前の2008年3月のことです」

目標は60歳で3億円

――資産運用の目標金額は決まっているのですか。

「40歳で資産運用を始めた時は毎年平均で1000万円ずつ投資に回し、60歳までの20年間で元本計2億円を3億円まで増やしたいと考えていました。概算では年率5%のリターンが実現できると、元本に合計1億円の収益が加わり、3億円を達成できる計算です」

「実際にはこれまで10年あまりで投資元本は計1億2500万円になり、待機資金を含めた運用資産額は2億円に達しました。不動産取得の融資を返済したうえで、このあとの10年で3億円の目標を達成する可能性は高いと思いますが、もちろん、この先、元本割れしてしまうリスクはゼロではありません(図A)」

「仮に元本が半減してしまったら運がなかったとして、損切りして資産運用を止めます。もっとも、今リーマン・ショック級の混乱が起こったとしても、運用資産額が今の元本の半値の6000万円まで落ち込む可能性は相当低いのではないかと達観しています」

――インデックス投資以外は考えないのですか。

「最初から20年以上の堅実な長期投資を考えていました。個別株投資は、情報面で不利な個人が長期に勝ち続けるのは相当難しいという考えです。株式投資には食指が動きませんでした」

「インデックス投資は基本的に世界の経済成長という勝ち馬に乗っていく運用なので、低コストも手伝い長期継続しやすいのです。個別株と同じように、アクティブ運用も自分には勝ち馬を見つけるスキルがないと思い、興味を感じません」

老後の生活費だけでは人生寂しい

――ブログを始めた理由とタイトルに込めた思いを教えてください。

「2010年3月にブログを始めました。もともとブログ自体に関心がありました。そんな中で、投信ブロガーの方々がインデックス投資について様々な意見を書き込んでいるのを見て、自分もブログで何かを発信してみたくなったのです」

「実際に投資した海外ETF(上場投資信託)は金額単位では購入できず、分配金の自動再投資もできないなど、実に面倒な商品でした。資産のリバランス(配分調整)方法の実践的な解説が見当たらないこともあり、自分の体験記をブログで発信することは何かの役に立つのではないかと考えました」

「資産運用で手に入れるものが、老後の生活費だけというのでは人生寂しすぎます。元本割れのリスクを乗り越え、長期間をかけて資産運用したあかつきにはお金を自由に使ってもいいと思います。その具体的な使い道の一つがスーパーカーです」

毎月40万円の積み立て投資が基本

――投資スタイルは積み立て投資なのですか。

「そうです。現在は毎月40万円の積み立て投資が基本です。会社の給料からの余裕資金と、不動産の賃料収入や売却金を毎年12月に投資用の待機資金としてまとめておき、それを毎月の積み立て投資の原資にしています」

「一括投資や利益確定も随時行っています。例えば、17年半ばには5000万円を超す不動産の売却収入が入ったので、3600万円あまりで米国株指数に連動する海外ETFを一括購入し、残りを待機資金としました。13年には、初期に購入した信託報酬が高いインデックスファンドを利益確定し、売却益の1000万円超を待機資金に積み上げました」

「現金は寝かせずに、できる限りリターンが期待できる運用に回します。そのため生活防衛資金を用意するという考えはありません。お金が必要になったら、運用資産を売却します」

資産配分はシンプルに

――資産配分の考え方を教えてください。

「最初は投信ブロガーの方々の資産配分を参考にして、内外の株式を全体の3分の2程度とし、他を内外の債券や不動産投資信託(REIT)に分けてETFやインデックスファンドを購入していましたが、次第に資産の配分比率をきっちり細かく決めて分散するのには意義を見いだせなくなりました。資産配分はもともと、個人にとって何が正解なのか決定打がありません」

「今の資産配分は株式が8割、米国債券を主体に先進国債券が残り2割とシンプルです。株式の地域別比率は海外先進国は日本の2倍以上、新興国は日本と海外先進国の間の比率と定め、現在はおおよそ日本15%、海外先進国50%、新興国15%の配分です」

一般NISAのロールオーバーをフル活用

――どんなファンドを積み立てているのですか。

「毎月の積立金額40万円のうち、海外先進国株と日本株のインデックスファンドを10万円ずつ特定口座で購入。残り20万円を10万円ずつに分けて、一般NISA(少額投資非課税制度)と特定口座で新興国株インデックスファンドの購入に充てています(図B)」

「保有し続ける投信は運用コストを重視して決めますが、預かり資産額に応じて付与されるネット証券のポイントプログラムも併せて考慮しているので、信託報酬が最低のファンドとは限りません」

「一般NISAは年120万円の非課税投資枠とロールオーバー(非課税期間満了時に翌年の非課税投資枠へ移管)をフル活用します。そうすると私の場合、ちょうど10年後の60歳までに税制優遇制度を使い倒すことができ、とても好都合です」

「米国債券に関しては、米国上場の毎月分配型の低コストETFを随時、一括購入しています。分配金は速やかに米ドルから円に転換し、他のインデックスファンド購入資金に充てています」

「バランス型のインデックスファンドは当初の数本から1本に減らし、現在も保有しています。適度に資産分散されたうえで低コストであれば、資産配分に多少の違いがあっても、パフォーマンスにはさほど差が付かないはずという考えです」

「近い将来、子供たちにもインデックス投資を引き継いでもらいたいと思っています。バランス型だと手間をかけずに分散投資できるので、子供たちが自分で運用するのに適当な商品かどうか、今は運用成績を見極めているところです」

「会社の企業型DC(確定拠出年金)でも積み立て投資しています。購入しているのは海外先進国株インデックスファンドです」

19万円だけの売却損

――投資で成功したと感じる点は。

「投資の世界を知ってビジネスマンとしての教養も広がりました。もしインデックス投資を始めていなければ、不動産投資にますます傾倒し、集中投資のリスクを膨らませてしまったかもしれません」

「成功体験といえそうなのは、10年間積み立て投資を継続してきたことくらいでしょうが、大きな失敗もありません。失敗といえば、リーマン・ショックで長いこと含み損を抱えていた投信を元本近くまで回復した時点で売ってしまったことくらいです。ちなみに、これまでの売却損は計19万円ほどです」

――スーパーカーはもう手に入るのではないですか。

「そうですが、今は乗り回す時間がありません。60歳までには会社勤めからリタイア(退職)し、その時に手に入れるつもりです。妻と一緒のドライブ三昧の日々が今から楽しみです」

「70歳になったら、資産運用からは完全撤退します。そして不動産賃貸業の方も子供たちに任せていると思います」

(QUICK資産運用研究所 聞き手は高瀬浩、大沢崇)

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