
インバウンドの受け入れ促進に向け、西伊豆町はこのほど、中国語圏で人気を集めるユーチューバーを町内に招き、動画撮影をサポートした。地域の魅力をユーチューブで発信してもらうことで、新型コロナウイルス収束後の効果的な誘客につなげる。
訪れたのは「RyuuuTV」として活動するマレーシア人のリュウさん(29)と日本人のユマさん(28)。茨城県在住の夫婦で、日本の文化や観光地などを中国語で紹介する動画をメインに配信している。チャンネル登録者は台湾や香港の人が多く、数は176万人に上る。
2人は1泊2日で訪問し、堂ケ島の遊覧船に乗ったり、宿泊先の民宿で料理を味わったりする動画を収録した。宇久須の黄金崎海岸ではスタンドアップパドルボード(SUP)を体験。ドローンを用いてさまざまな角度から撮影し、リュウさんは「風が気持ち良く、景色が美しかった。魅力的な動画が撮れたと思う」と手応えを話した。
動画は約15分の尺で2~3本にまとめ、11月中旬ごろにアップされる予定。同行した町まちづくり課の担当者は「2人は非常に影響力がある。若者を中心に幅広い年代のインバウンド増加に期待し、こちらも宿泊施設などと連携して受け入れ態勢の強化を図っていきたい」と話した。
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