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優待株投資の著名ブロガー 「ノンコロナ株」主力で戦う – 日本経済新聞

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アプライドが展開するパソコン専門店の店内。人気投資ブロガーのみきまるさんは、同社の株を「ノンコロナ銘柄」の典型として主力に据えた

まもなくスタートする2021年度相場に、辣腕の個人投資家たちはどんな戦略で臨もうとしているのか。「スゴ腕億万投資家の新年度戦略」の2回目は、株主優待が魅力的な銘柄の売買を軸に、数億円に上る資産を築いた人気投資ブロガーの取り組みを見ていく。

「新型コロナウイルスの感染拡大を追い風にして業績を伸ばす、いわゆるウイズコロナ銘柄での勝負はほぼ終えた」

こう明かすのは、兼業投資家の著名ブロガー、みきまるさん(ハンドルネーム)だ。個人投資家の間で人気のある株主優待が付いた銘柄を購入して大きな値上がり益を狙う「優待バリュー(割安)株投資」と名付けた投資法を主に実践し、数億円に上る資産を築いた。

優待バリュー株投資の特徴の一つは、「たった3つの基準を満たす銘柄を選ぶだけで、ローリスクで負けにくい投資を実践できる」(みきまるさん)という点にある。3つの基準とは次のようなものだ。

まずは株価が極めて割安なこと。その判定には、「ミックス係数」と呼ばれる指標を使う。この指標は、PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)という一般によく用いられる2つの株価指標を掛け合わせて算出する。みきまるさんは、この数値が11.25未満の銘柄を購入の対象にしている。

2つ目の基準は、優待の価値を金額に換算して株価で割って求めた優待利回りと配当利回りの合計(総合利回り)が4.0%以上であること。「総合利回りが高い銘柄には投資家の買いが集まるので、値下がりしにくい」(みきまるさん)

最後の基準は、時価総額300億円以下。時価総額が小さいほど値上がりする余地が大きくなるので、300億円以下を目安の一つにしているという。

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主力の投資法にこだわらず

みきまるさんは、この優待バリュー株投資を主軸にしながら、値動きにモメンタム(勢い)が生じて価格が上昇しているグロース(成長)株を売買するなど、様々な投資法を併用して投資の幅を広げてきた。それが、新型コロナの感染拡大で株式市場が暴落した2020年にも奏功した。

株式市場が暴落した後には、優待バリュー株ではなく、ウイズコロナ銘柄を物色。ホームセンター大手のコーナン商事やディスカウントストアのミスターマックス・ホールディングスなどを保有して、市場の暴落で一時は4割近くも減少していた運用資産の評価額を増加に転換させた。

だが、これらの銘柄の価格上昇が一服して軟調に転じたことから、売却して利益を確定した。3月上旬時点で保有するのは、九州・四国を地盤とするホームセンター大手のナフコだけだ。

「6万株購入して、価格が買値の1.5倍に上昇した時点で4万株を売却して購入資金を回収した。損を被ることはなくなったので、残る2万株はそのまま持ち続けている」(みきまるさん)

ウイズコロナ銘柄に代わる新たな投資対象として注目したのが、コロナ禍で業績を伸ばすだけでなく、それが収束して追い風がやんでも業績を伸ばし続けることが見込める銘柄だ。「先行きは予測できないので、新型コロナの感染拡大と収束のどちらでも、値上がりが期待できる銘柄を持つことにした。新型コロナの感染動向に左右されないので、ノンコロナ銘柄と命名した」と話す。

ノンコロナ銘柄として新たに主力に据えた銘柄は、次のような会社の株だ。まず木造家屋のシロアリ防除などを手掛けるアサンテ。進出できていない地域が国内に残っていることなどから、コロナの動向に関係なく成長する余地が大きいと判断した。

パソコン販売のアプライドは、コロナ禍で広がった巣ごもり需要で販売が伸びた。コロナが収束に向かっても、月額制でソフトウエアのライセンス使用を提供するサービスの利用が拡大するとの見立てだ。

総合物流の遠州トラックは、コロナ禍では宅配便の輸送が拡大。コロナが収束に向かえば、コロナでストップした物品の輸送拡大で業績が伸び続けると読む。

主力銘柄は全て小型株

優待バリュー株の購入基準を満たしているかどうかを見ると、3月26日時点でミックス係数が11.25を下回っているのはアプライドのみ。総合利回りが4.0%以上あるのはアサンテだけだ。一方で、時価総額はいずれも300億円以下。値上がり余地の大きい小型株を保有するという点は維持した形になっている。

ただし、それに必ずしもこだわっているわけではない。「実は大型株へのシフトを考えて、時価総額の大きい銘柄を分析したことがある」と打ち明ける。シフトを検討したのは、21年に入ってしばらく日経平均株価の構成銘柄だけが上昇する相場が続いたためだ。

「分析の結果、価格の割高さが気になって実際に買う気が起きる銘柄が見当たらなかった。だが、再び日経平均の構成銘柄だけが上昇する相場が訪れて長引くようであれば、改めて構成銘柄の購入を検討する」と言う。

(中野目純一)

[日経マネー2021年5月号の記事を再構成]

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