Home ユーチューバー 地域おこしにユーチューバー3人採用、人口2500人の村の魅力発信 – 読売新聞

地域おこしにユーチューバー3人採用、人口2500人の村の魅力発信 – 読売新聞

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 秋田県東成瀬村が今年度「ユーチューバー」として採用した地域おこし協力隊の3人が、村民に村の魅力を語ってもらう動画を製作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿している。「村のいいところを再認識できた」と村民から好評で、村は人数を拡充するため新規隊員を募集している。

 3人は、青森県出身の奈良悠生さん(24)、鹿児島県出身の内野翔太さん(24)、埼玉県出身の倉持和貴さん(23)。

 3人とも村に縁はなかったが、東京都内で動画製作の仕事をしていた奈良さんが村の募集を偶然目にし、大学時代の同級生の内野さんを誘った。飲食店に勤務していた内野さんも「東京もいいが、田舎で何かしたい」と応じた。昨年まで都内の大学に通っていた倉持さんは、幼少期に祖母が住む栃木県を訪れた経験から「釣りなど自然の中で遊んだ記憶があり、元々田舎に興味があった」と話す。

 3人は、住民一人一人が村の魅力の要になっているとの思いから、「KANAME~要~」の名前でアカウントを作成。動画では各回1人の村民に職業や村への思いを語ってもらう。これまで村で唯一のわらじ職人や、曽祖父の代から続く鮮魚店を営む男性などを取り上げた動画を公開した。

 村が隊員を「ユーチューバー」として採用したのは、「県外への発信だけでなく、村の人に改めて村の魅力を認識し、誇りに思ってもらう」(企画課)ため。高齢化が進む人口約2500人の村に若い人が来てくれるのではとの期待もあった。

 3人が強く感じたのは、村民が自然の豊かさを誇りに思っていることだ。動画には田畑や山川、星の見える夜空など村で撮影した自然のカットを盛り込んだ。「あなたにとって東成瀬とは」との問いかけに村民が「家族」と答える場面もあり、見た人からは「村の人がみんな誇りを持っていることが分かってよかった」との声が寄せられた。

 3人も見ず知らずの村で働くことに多少の不安はあったが、「動画見たよ」「頑張れ」と声を掛けられることが多く、「家族のように温かく受け入れてもらえた。人の温かさが村の魅力だ」と口をそろえる。

 目標は28日現在約160人にとどまるチャンネル登録者数を1000人に伸ばすこと。村内だけでなく村外も視野に「出身者ではない視点で村のいいところを掘り起こして、発信していきたい」と意気込んでいる。

          ◇

 東成瀬村は、3人とともに来年度から活動する地域おこし協力隊1、2人を新たに募集している。来年4月1日時点で20歳以上40歳未満であることなどが条件。応募は来年1月29日まで。2月中旬までに書類選考と面接を行い、採用者を決定する。問い合わせは村企画課(0182・47・3402)へ。

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