Home ユーチューバー 岩井俊二「ユーチューバーに元気もらった」コロナ禍で映像のプロが気づいたこと〈週刊朝日〉(AERA dot.) – Yahoo!ニュース

岩井俊二「ユーチューバーに元気もらった」コロナ禍で映像のプロが気づいたこと〈週刊朝日〉(AERA dot.) – Yahoo!ニュース

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 コロナ禍の公開となった映画「8日で死んだ怪獣の12日の物語」を手掛けた岩井俊二監督。生活スタイルや心境にどんな変化があったのだろうか。

【映画「チィファの手紙」の写真はこちら】

【前編/岩井俊二「チィファの手紙」は震災をきっかけに…コロナ禍で人に与えるものは?】より続く

「僕自身、新型コロナウイルスの拡大で一番困ったのは、せっかくいろんな国で映画が撮れる環境が手に入っていたのに、進めていたプロジェクトが止まってしまったことです。映画のプロジェクトって常に三つ四つ並行して進んでいて、すべて完走できるわけじゃないのですが、すべてが一旦止まったことは残念でした。でも、『怪獣』のように、新しいことにチャレンジする気持ちが生まれて、今は結構元気でいます」

 最近の生活スタイルに話が及ぶと、「ここ数年は、読書量が増えています」とのこと。iPhoneの読み上げ機能を活用し、散歩の時間に耳から読書を楽しんでいるという。

「文字を目で追うのって、“ながら”ではできないけれど、音声ならできるんですよ。何かに気を取られていても、音声は耳からずっと入ってくる。2時間の散歩の時間に短い小説なら一冊読めてしまいますからね」

 コロナ禍では、意外なところで岩井監督に刺激をくれた存在があった。

「ここ半年ぐらいは、ユーチューバーから元気をもらっています(笑)。彼らって、コロナの影響を全く受けていないんですよね。再生数を稼ぐために、毎日動画をアップしていて、カメラと自分だけで撮れちゃうから、密にもならず、こんな状況なのに、普通に元気でやれている。プロとして映像やっている我々がうなだれている場合じゃないなと思います」

「ユーチューバーはタフだ」と気づき、何かを学ぼうとしている。監督自身、そういった“新しい価値に気づける感覚”は失いたくないようだ。

「時代とともに変わっていく価値観に気づける嗅覚さえあれば、映画作りもまだなんとかなるかな。そこに鈍感になってしまったらいよいよ“やばい”と思うけれど(笑)」

(菊地陽子、構成/長沢明)

岩井俊二(いわい・しゅんじ)/1963年生まれ。宮城県出身。95年に「Love Letter」で長編映画デビュー。日本のみならず中国・韓国でも絶賛され、アジア各国に岩井ファンが生まれた。代表作に「PiCNiC」「スワロウテイル」(ともに96年)、「リリイ・シュシュのすべて」(2001年)、「花とアリス」(04年)、ドキュメンタリー「市川崑物語」(06年)、「リップヴァンウィンクルの花嫁」(16年)など

※週刊朝日  2020年9月25日号より抜粋

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