Home モデル 新製品レビュー:写真家 礒村浩一プロデュースPC「プレミアムモデル」が3世代目にアップデート! RAWデータの処理速度が前モデルからほぼ半分に短縮 – デジカメ Watch

新製品レビュー:写真家 礒村浩一プロデュースPC「プレミアムモデル」が3世代目にアップデート! RAWデータの処理速度が前モデルからほぼ半分に短縮 – デジカメ Watch

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TSUKUMOから発売中のRAW現像作業に特化したPC「eX.computer 写真編集(RAW現像)」シリーズ。これまでにマスターズモデルが3rdバージョン、プレミアムモデルが2ndバージョン、スタンダードモデルが3rdバージョンへと進化を続けてきた。

そしてこの度、このプレミアムモデルが3rdバージョンへと更に進化して発売されることとなった。その監修を今回も私がプロ写真家のひとりとして、引き続き担当させていただくこととなったのである。

新しいプレミアムモデルのコンセプト

今回監修したプレミアムモデル3rdバージョン(以下、新プレミアムモデルと表記)の目標は「大量の撮影データをサクサクと運用できる、ストレスが溜まらないハイスペックPC」だ。

プレミアムモデル2ndバージョン(以下、前プレミアムモデルと表記)が発売されたのが2017年2月なので、それからおよそ2年ほどの時間が経っているわけだが、そのあいだにデジタル一眼カメラは4,000万〜5,000万画素を超えるモデルがいくつも発売されており、またフルサイズよりも大きなセンサーを搭載した中判デジタルカメラも廉価になるなど、デジタルカメラの高画素化とそれに伴うファイルサイズの増大はとどまる所を知らない。当然、それを処理するPCにもより高い処理能力が求められているのが実情だ。

今回発売された新プレミアムモデルは、前モデルとケースの外観こそほとんど変わってはいないものの、搭載するマザーボードはインテル® Z390 Expressチップセットを搭載した高耐久マザーボードへと刷新されている。それに伴いCPUも前プレミアムモデルのインテル® Core™ i7-7700プロセッサーよりもコア数およびクロック数が高い、第9世代のインテル® Core™ i7-9700Kプロセッサーが採用された。

Adobe Lighetroom Classic CCでのRAW現像時などでは、CPUの能力がパフォーマンスに大きく関わってくることから、この新世代CPUの採用は作業効率の向上に効果的であることが想像できる。

検証

それではここで新プレミアムモデルのパフォーマンスを検証してみることとする。

検証方法は前モデル発売時の検証と同様に、Adobe Lightroom Classic CCにRAW画像ファイル1000枚を読み込ませたうえで、それを一気にJPEG画像へと現像処理を行い、それにかかる処理時間を計測する。検証ではEOS 5D Mark IVおよびOM-D E-M1 Mark IIそれぞれで撮影した1,000枚のRAW画像を使用した。なおオリジナルのRAW画像ファイルはSSDに収納、RAW現像後のJPEG画像もSSDへ保存することにする。

EOS 5D Mark IVは有効約3,040万画素、RAW画像1,000枚の合計ファイルサイズは37.8GB。OM-D E-M1 Mark IIは有効約2,037万画素、RAW画像1,000枚の合計ファイルサイズは17.3GB。どちらも私が日頃から撮影の第一線で使用しているカメラだ。内容によっては、1回の撮影で数千枚の撮影を行い、RAW現像を行うということも珍しくない。我々プロ写真家にとって、現像時間の短縮は仕事時間の短縮に直結する重要なファクターである。

RAW画像1,000枚の書き出しスピード( )内は1,000枚の総データ量
前プレミアムモデル 新プレミアムモデル
EOS 5D Mark IV 31分24秒
(42.5GB)
15分52秒
(37.8GB)
OM-D E-M1 Mark II 25分50秒
(17.0GB)
14分23秒
(17.3GB)

前プレミアムモデルと新プレミアムモデルでは、それぞれで現像対象としたRAW画像が同じファイルではないため1,000枚の総データ量に差が出ている。そこで平均値を得るために現像にかかった時間を画像枚数で割った画像1枚あたりの現像時間で比較してみた。その結果が以下となる。

前プレミアムモデル 新プレミアムモデル
EOS 5D Mark IV 1.88秒/枚 0.95秒/枚
OM-D E-M1 Mark II 1.65秒/枚 0.86秒/枚

検証の結果、なんと前モデルにくらべ、新プレミアムモデルでは1/2近くの現像時間で完了する計算となる!! この結果は正直驚くべきものだ。これまで1,000枚のRAW画像の現像に約30分かかっていたものが、約半分の15分で完了するのだから、このパフォーマンスの向上には目をみはるものがある。これまでより15分も早く仕事を終わらせて寝られるのだ。

これなら5,000万画素超えのデータであってもかなり快適に扱えるのではないだろうかと欲を出してみた。そこで試しに、約5,140万画素の画素数を有する富士フイルムの中判フォーマットミラーレスカメラ「GFX 50S」のRAW画像を用いて現像時間の計測テストを行ってみた。ただし前プレミアムモデルは現在、私の手元にはないので新プレミアムモデルのみでの計測となる。

GFX 50SのRAW画像現像スピード
新プレミアムモデル
RAW画像1,000枚(48.8GB) 34分08秒
RAW画像1枚あたり 2.05秒

さすがにラージフォーマットの5,000万画素超ファイルだけあって、RAW現像処理にもそれなりの時間はかかるが、それでも前プレミアムモデルでEOS 5D Mark IVのRAW画像1,000枚を現像する時間とほぼ同等の時間で処理できる。これはかなり高速な処理だといえるだろう。

忙しいときに限ってWindows Updateが…

ところで、この新プレミアムモデルでは搭載OSがWindows 10 Proとなっている(前プレミアムモデルはWindows 10 Home)。その詳しい違いについてはマイクロソフトのホームページをご覧いただきたいが、実はWindows 10 Proに搭載されている「Windows Update for Business」の機能に注目している。

ご存知、Windows Updateはマイクロソフトから提供された最新アップデートを自動的に適応してくれる便利な機能だ。しかし、時として望まぬタイミングで自動的にアップデートが始まってしまい、終了するまでまったくなにも操作ができなくなってしまうといったことがよくある。これをWindows Update for Businessでは一時的にアップデートを保留することで、任意のタイミングでのアップデートへと変更することができるのだ。

もちろんWindowsを最新の状態にしておくことはセキュリティ面からもとても重要なことではあるので、ユーザーは適時アップデートを行うようにしたいが、急ぎの仕事など「いまはアップデート始めないでおくれー」という時には有効な機能だといえる。

ユーザーのニーズにあわせて細かくPC構成を組めるBTOシステム

最後に「eX.computer 写真編集(RAW現像)」PCシリーズのもうひとつの特徴として、オーダー時にユーザーの要望にあわせて構成パーツを変更して組み上げ、購入することができるという点についても触れておこう。BTOと呼ばれるこのシステムは自分にとって必要な性能を見極めて、より高性能なパーツを選択したり、または自分にとっては重要度の高くないパーツをダウングレードすることで、PCにかかるトータルコストを最適化することができる、無駄のないオーダー方法だ。もちろん今回発売された、新プレミアムモデルでもBTOが可能なので、TSUKUMOの販売ページから色々とシミュレーションを行ってみるとよいだろう。限られた予算の枠内で、あっちのスペックを上げてそっちを下げて……、などと悩む時間までも楽しくなってくるはずだ。

写真家のワガママはまだまだ続く!!

さて、このように驚くべき結果を導き出してしまった新プレミアムモデルだが、正直に言うと監修したこの私自身が、あまりの高パフォーマンスな結果にいちばん驚いている。

この「eX.computer 写真編集RAW現像」初代マスターズPCが発売されたのが2005年12月。すでに3年が経過したわけだが、この勢いはまだまだ止まる様子がない。他メーカーでも同様に写真家向けPCが企画発売されるなど、写真編集におけるPCの重要性が広く知られるようになったことは、この企画に携われたいちばんの成果だと思っている。おかげで最近ではカメラの事と同じくらいPCの事を聞かれるようにもなった。もちろん本業は写真家なんですけどね。

ということで、今後もより一層のワガママPCを提案していきたいと考えている。ぜひとも今後も期待していただきたい!!

制作協力:株式会社Project White(ツクモ)

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