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新MacBook Pro 13インチ上位モデルをレビュー。性能はAirの倍(西田宗千佳) – Engadget日本版

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5月4日に発表された、新しいMacBook Proの実機レビューをお届けする。

新しいMacBook Proは、主に「第8世代Core iプロセッサー」を採用するモデルと、「第10世代Core iプロセッサー」を採用するモデルに分けられる。今回レビューするのは上位モデル(Core i5/ストレージ512GB)である。

外観含め、変わった点をお伝えしよう。

人によってはこれで決まり?! キーボードがようやく「Magic Keyboard」に

噂では「13インチから14インチになる」などの話もあったが、今回のアップデートは、ある意味非常に順当なものに収まっている。

最大の変更点は、キーボードが「Magic Keyboard」になったことだ。MacBook Pro 16インチモデルより採用が始まり、先日発表された「MacBook Air」や「iPad Pro用Magic Keyboard」と同じく、シザー式の構造になったキーボードである。これで、アップルのすべてのポータブル製品が、薄く、力を込めずにタイプできる「バタフライキーボード」から、より一般的な構造のキーボードへと戻ったことになる。

MacBook Pro
▲MacBook Proのキーボード。ESCキーが独立し、構造はシザー式になった

アップルは「どれも同じ構造のキーボード」とコメントしており、実際触った感じも、手元にあるMacBook Air(2020年モデル)と大差ないように思える。

MacBook Pro 13インチモデルとしては、Touch Bar周辺、キーボード最上位の配置が変わった(16インチと同じになった)ことが大きい。要は、ESCキーと指紋認証用のTouch IDが独立し、Touch Barから離れたことだ。シザー方式への変更同様、「方向修正」であるのは間違いないのだが、いい方向への改善であり、歓迎すべきことであるのは変わりない。

外観的に言えば、キーボード仕様が変わった以外に大きな変更点はない。下位モデルの場合には左側だけに、上位モデルには両側にThunderbolt 3端子が2つずつあり、電源を兼ねる、という構成にも変化はないし、ディスプレイ仕様もインチサイズだけでなく画質ともに変化ない。

ただし、カタログスペックで重量を比較すると、2019年モデルが「1.37kg」だったのに対し、2020年モデルは「1.4kg」になっている。そもそもMacBook Proは、13インチクラスのノートとしてはすでに軽い部類ではなく、この差を大きく考える必要はなかろう。

MacBook Pro
▲手前がMacBook Air、奥がMacBook Pro。以前からそうだが、この両者は「どちらを選ぶか」が悩ましい

性能は「MacBook Air上位モデルのざっくり2倍」

さて、なによりの変化は「中身」だ。ただし、新モデルについては、下位モデルと上位モデルで位置付けが大きく異なる。

カタログモデルの場合、今回の新MacBook Proは4機種。価格順に並べて、下位2モデルと上位2モデルに分かれる。下位モデルと上位モデルの一番の差は、CPUなどがインテルの「第8世代」ベースか「第10世代」ベースなのか、という点だ。

スペックで見る限り、下位モデルは2019年モデルと性能面で大きな違いがない。後述するが、コストパフォーマンスは劇的に上がっているので、その点には注目してほしいと思う。だが、「MacBook Proなのだからパフォーマンスも欲しい」という人には、第10世代を使った上位モデルがお勧めだ。

しかしながら、違いはCPU以上にGPUにある。

第10世代Core iシリーズ(通称Ice Lake)の場合、内蔵GPUのパフォーマンスが強化されているのが特徴だ。

比較対象は、MacBook Air(2020年モデル、クアッドコIntel Core i5を搭載した上位機種)、それに新MacBook Proだ。冒頭でも説明した通り、今回評価機材として貸し出された新MacBook Proは、CPUにクアッドコアのCore i5(クロック周波数2GHz、Turbo Boost使用時最大3.8GHz)を採用したモデルだ。アップルは伝統的にインテルのCPUモデルナンバーをカタログに記載しないが、どうやら「Core i5-1038NG7」になるようだ。インテルの製品仕様ページには2020年第2四半期出荷・TDP28Wと記載されているので、この製品に合わせて投入されたものではないか、と見られる。
MacBook Pro▲「Geekbench 5」でのCPU表示。「Core i5-1038NG7」と記載されている

ベンチマーク結果をみれば、差は歴然だ。MacBook AirとMacBook Proを上位機種同士で比較すると、CPUのマルチコア性能でざっくり2倍、GPU性能でもざっくり2倍という結果が出る。

MacBook ProMacBook Pro▲「Geekbench 5」でCPU性能を比較。白がMacBook Air、黒がMacBook Pro。シングルコア性能の差は3割程度だが、マルチコアになると倍近い差に

MacBook ProMacBook Pro▲同じく「Geekbench 5」での、GPUを軸にした「OpenCL」のスコア。Air(白)とPro(黒)では、やはり2倍程度の差に

MacBook ProMacBook Pro▲GPUの比較である「Metal」でのスコア。こちらもだいたい2倍くらいである

ちなみに、同じテストをiPad Pro(2020年モデル、12.9インチ版)で行ってみると以下のような感じに。もはや処理性能だけなら、MacBook ProもiPad Proもそこまで差がない世界になりつつある。

MacBook ProMacBook Pro▲参考までに、iPad Proでの「Geekbench 5」でのテスト結果も

Fortniteで比較すると一目瞭然。しかし差の「意味」の評価は難しい

どのくらいの差なのか、もう少し目で見てわかりやすい例はないか……と考えて、「Fortniteでの表示」の状況を動画化してみた。Fortniteはゲームとしては比較的グラフィックスが軽い方で、外付けGPUのないPCでもなんとか動かすことができる。

今回は、「フルスクリーン・1440×900ドット・60fpsでグラフィック設定は自動」に合わせて動画を作成した。動画キャプチャがパフォーマンスに影響を与えないよう、ディスプレイに表示された映像をキャプチャしている。プレイする人に迷惑になると困るので、「クリエイティブ」モードでの動作を撮影した。

[embedded content]▲「Fortnite」での動作を比較。MacBook Proならそれなりに問題なく楽しめそうだ

これもまた一目瞭然の結果だ。MacBook Airではコマ落ちが顕著でガクガクするのに対し、MacBook Proではスムーズに描画されている。

とはいうものの、この3Dパフォーマンスの差をどう評価すべきかは、結構微妙な部分もある。差は間違いなくあるのだが、「それにどういう意味を見出すのか」が重要だ。

たしかに3Dパフォーマンスは上がっている。だが「この程度」という言い方もできる。GPUを別途搭載したMacBook Pro 16インチモデルやWindowsのゲーミングPCなら、当然さらにパフォーマンスはいい。そもそも「ゲーム」なら、現状、MacよりもWindowsを選んだ方がいいのだから。

現状、ゲームや3D以外でこのGPU性能が生きてくるのは、外付けディスプレイをつないだり、GPUを使う写真・動画系アプリケーションを使ったりする時に限られる。こうしたことは、「モバイル」だとさほど重要ではないかもしれない。だが、メインマシンとしてMacBook Proを選ぶなら話は別。そういう用途なら、魅力的なパフォーマンス差だろう。

今回のモデルの魅力は「ストレージ容量アップ」。512GBモデルで性能と価格から判断を

なにより、この春発表されたアップルの新製品は、ストレージやメモリー容量が大きくなっても価格が下がっているのがうれしい。SSDを512GB搭載したモデルを選んでも出費が抑えられ、より実用的な製品を選べる。今回の製品群で一番コストパフォーマンスがいいのは、「512GBストレージ搭載の製品」だと筆者は考える。

そうすると、MacBook Airの場合には13万円台のモデル、MacBook Proだと今回試用した18万円台のモデルが良い、という結論になる。先ほども述べたように、5万円で2倍のパフォーマンスと8GB分のメインメモリーが得られる。しかも、ディスプレイはちょっと明るい。

価格重視なら、MacBook ProでなくMacBook Airの方がいい。今年は特にそうだ、と筆者は思う。しかし「メインマシン」として選ぶなら、この「上から2つ目の13インチMacBook Pro」がかなり魅力的だ。CTOでCPUをCore i7にすればさらに性能は上がるが、GPU性能の向上幅はそこまで大きくないだろう。結局、同じGPUなのだから。だとすれば、やっぱりこのモデルがベストではないかと思うのだ。あとは、「性能」「ストレージ」に、それぞれプラス2万円ずつ出せるのか、という判断になるのではないだろうか。

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