
e-POWER追加に期待! 新型ローグから次期エクストレイルを占う
■北米版「ローグ」が先行フルモデルチェンジ
SUVが大ブームの中、国内における日産のSUVラインナップは、コンパクトSUVの「キックス」と、2013年12月のデビューから間もなく丸7年となる「エクストレイル」の2モデルのみ。2021年には電気自動車のSUV「アリア」導入が発表されているとはいえ、主力車種のエクストレイルもそろそろニューモデルが待ち遠しいところだ。
そんな中、2020年6月に北米から「ローグ」フルモデルチェンジのニュースが入ってきた。先代ローグは、現行型(3代目)エクストレイルの兄弟車だから、素直に考えればこれがそのまま次の4代目新型エクストレイルとなるはずだが、日産からはまだ公式なアナウンスは一切ない。
日産では、10月下旬に北米でのローグ発売開始を発表している。それでは日本版のエクストレイルは、果たしていつフルモデルチェンジされるのだろうか。
北米最大の市場をターゲットに開発された新型
北米版新型ローグのライバルは、トヨタ RAV4やホンダ CR-Vなど、各社を代表する強豪SUVばかり。しかも同クラスは、現在北米で最も売れているセグメントだ。
ちなみに現行型RAV4も、世界初公開は2018年春のニューヨークモーターショー。同年末に北米で発売を開始し、日本でのデビューは1年後の2019年4月だった。現行型CR-Vはさらに遅く、2016年の北米発売から2年後の2018年にようやく国内導入を開始している。
日産としても新型ローグには相当に力が入っており、まずは世界に先駆け北米での発表となったようだ。
新型は内外装の質感向上や先進安全性能を訴求
新型ローグは、大胆に生まれ変わった外観デザイン、ファミリー層をターゲットに設計された広くて上質なインテリア空間、そしてプロパイロットに代表される先進安全・運転支援機能などを主な特徴としている。
最新設計のプラットフォームと組み合わされるのは、先代ローグ同様の2.5リッターガソリンエンジンだ。ライバルのRAV4やCR-Vは、ガソリンモデルの他にそれぞれハイブリッドモデルを用意しているが、現在のところローグに追加のアナウンスはない。
ただし日産では次世代電動化パワートレインとして、ノートやセレナに採用される日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」の拡大採用を目指している。ローグや、新型エクストレイルにも、今後e-POWERが搭載されるとみて間違いないだろう。
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