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民間ボランティアのツイッターにフォロワー急増 東北の新型コロナ情報発信 – 毎日新聞 – 毎日新聞

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ツイッターアカウント「宮城県新型コロナウイルス情報」



 宮城を中心に東北地方の新型コロナウイルスの感染状況を発信するツイッターアカウント「宮城県新型コロナウイルス情報」(@miyagicorona)が話題を集めている。民間のボランティアが一人で運営しているが、開設後1カ月でフォロワー数は2万5000人を超えた。

 感染者や退院した人の推移を示すグラフを随時更新し、新型コロナに関するニュースや行政の生活支援の情報も発信。「グラフが分かりやすい」「タイムリーで助かる」と感想が寄せられている。

 運営するのは仙台市在住の30代男性。医療関係の仕事に従事しているが、あくまでボランティアとして自治体の発表や報道に基づいて発信し、グラフや図は自ら作成している。

「宮城県新型コロナウイルス情報」では感染経路や感染者の一覧、市町村別の感染者数を更新している

 投稿を始めたきっかけは3月に青葉区のパブでクラスター(感染者集団)が発生したことだった。このころを境に、県内でも新型コロナに対する不安が広がる一方、医療や行政に対する不信感や、デマ、差別的な投稿が増加。その中で、行政と医療機関、市民が危機意識を共有する「リスクコミュニケーション」が進んでいないことを痛感したという。

 「自粛要請や感染対策を啓発するだけでは不安やデマは払拭(ふっしょく)されない」。市民が求める明確な数字や傾向を図解し、感染拡大の速度やPCR検査の陽性率も可視化しようとアカウントを作成した。

 4月7日に発信を始めてから1週間でフォロワーは1万人を突破し、5月8日時点で約2万6500人。ここまでのフォロワー増加は「予想できなかった」という。扇情的な投稿は避けて「データを元に、これくらいの期間頑張りましょうと鼓舞や団結力を促す」ことを心がけている。

 新型コロナに関する真偽不明の情報がネットで拡散し、感染者に対する暴言や差別的な投稿が散見される。東日本大震災時にも同様の混乱が起きており「伝聞や不確定な内容を断言口調でツイートすることはデマの流布につながる。(デマから)トイレットペーパーの買い占めが発生したことがあったが、これもSNSの恐ろしさだ」と警鐘を鳴らす。

 男性はツイッターでの発信が、客観的なデータに基づくリスク把握につながることを期待する。「全ての人々が一丸となって新型コロナウイルスに立ち向かうには、リスクコミュニケーションは必須の手段です」と強調した。【滝沢一誠】

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