
すっかり欠かせない存在に
ネット上ではこれまでさまざまな臆測が飛び交ってきた次期型「BRZ」。北米スバルが先日公開した「チラ見せ」に続き、日本時間の11月18日23時には、ついに新型BRZの姿が明らかになるという。
燃費規制がさらに厳しくなる時代にあって、環境性能の向上というハードルが高いスポーツカーを、スバルが継続するのはなぜか?
その理由は、BRZはスバルにとって、そして(兄弟車の)「86」はトヨタにとって、もはや“欠かせない存在”となっているからだ。
振り返れば10年ほど前、トヨタとのアライアンスとしてスバルがFRスポーツ車を発売すると聞いたときに、多くのスバルファンが耳を疑ったのを思い出す。長年にわたりAWDの優位性を強くアピールし続けてきたメーカーと、それを信じてついてきたファンにとって、FRスポーツ車は異端児でしかなかったわけで、当のスバル側も最初は大いに戸惑ったという。FRの2ドアの販売は、トヨタ側からの話がなければ、まず実現しなかった商品企画だった。
しかし、いざつくって乗ってみると、メーカーもファンも「スバルの水平対向エンジンを軸としたFRスポーツ」の素晴らしさを実感。「スポーツモデルはAWDに限る」などと凝り固まったアタマがほぐれる契機にもなった。
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