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過熱する韓国キッズ・ユーチューバー ベンツ運転からタコのつかみ食いまで – Newsweekjapan

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<1本の動画でマンションが買えるほどの報酬を生み出すという6歳のキッズユーチューバー。だが、その子は本当に動画を作りたいのだろうか>

今年発表された2018年度「日本の小学生がなりたい職業」第6位にユーチューバーが入っているように、ユーチューバーはすっかり職業として定着しているようだ。お隣りの韓国でも今年、韓国教育部が発表した2018年度版「小学生の希望する職業」第5位に今回初めてユーチューバーが登場し大人たちを驚かせた。韓国でもユーチューバーはあこがれの職業のようだ。

「自動車を運転する」動画

先月27日、アメリカのCNNにひとりの韓国人ユーチューバーが取り上げられ話題となった。YouTubeチャンネル「ボラムチューブ」のイ・ボラムちゃん6歳だ。ボラムちゃんは現在2つのチャンネルを保有している。

主に日常やチャレンジなどを公開している「ボラムチューブ・ブイログ」は約1850万人、おもちゃなどのレビューが中心の「ボラムチューブ・トイ・レビュー」は約1380万人がフォローしており、合計の登録者数は3230万人を超える。両親は家族で株式会社ボラムファミリーを設立し、YouTube動画制作中心の会社運営をしているのだが、CNNはこのボラムファミリーが今年4月、ソウルの富裕層が住む江南地域に地下1階地上5階建て258.3平方メートルのビルを95億ウォンで購入したと報道した。

もちろん、この話題は韓国国内のニュースでも報じられたが、この「ボラムチューブ」に対して問題視する声が上がっている。まだ6歳の女の子に大人が様々なことをさせてビデオに収め、それを本人の意思とは関係なく公開することは、幼児虐待ではないかというのだ。実際、過去に「ボラムチューブ」で公開された動画には「お父さんの財布からお金を盗む」「好きな人形を車で踏み潰す」「自動車を運転する」といったものがあったという。

実はこの「ボラムチューブ」は、すでに2017年9月、子供の権利保護を支援する国際NGO団体「セイブ・ザ・チルドレン」から「子供に精神的苦痛を与える映像を演出して撮影した児童虐待の疑い」で告発されている。ソウル家庭裁判所は、2018年7月29日ボラムチャンネルを含む子供をメインとしたYouTubeチャンネル数件を児童虐待と判断し、これらの子供たちの両親に専門家の心理カウンセリングを受けさせることとなった。

確かに最近、韓国の子供が登場するYouTubeチャンネルは、目先の再生回数欲しさに徐々に過激度を増しているようだ。ダンスを踊って公開する動画は一番多いが、なかには10歳の女の子にミニスカートを穿かせ、人気歌手ソンミのセクシーなダンスを踊らせる動画や、ASMR(自律感覚絶頂反応。マイクを近づけて様々な音を聞かせる)チャンネルでは、子供の口の音としてマイクをなめさせる番組まで存在する。もちろん、これらはすべて大人がやらせているのである。

「ボラムチューブ」に過去に投稿された自動車を運転する動画のキャプチャー

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