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関西マスターズ延期決定 国際大会 探る新モデル – 日本経済新聞

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記者会見する井戸・兵庫県知事(右)と松本・関経連会長(28日、大阪市)

生涯スポーツの世界大会「ワールドマスターズゲームズ(WMG)2021関西」の組織委員会は28日、開催時期を1年程度延期することを決めた。2021年の日程は国内のスポーツ大会の計画などを勘案して決定した経緯もあり、22年も5月を基本に検討する。残された時間は約1年半。感染対策を施しつつ、スポーツ大会の新たなモデルを示せるかがカギになる。

WMGはアジア初開催で、組織委は国内外で5万人の参加を目指している。ただ、新型コロナウイルスの影響もあり、足元の登録は約1万5000人。予定通り開催しても、直接的な経済効果として見込む約1500億円は期待しにくい。

りそな総合研究所の荒木秀之主席研究員は「延期してしっかり集客が見込める形で実施する方がはるかにメリットは大きい」と話す。大会のパートナーであるミズノの水野明人社長も感染防止と経済的効果の両面から「延期の判断を歓迎する」とした。京都府の西脇隆俊知事は自らもカヌーマラソンに挑戦する予定だったことを明らかにし、「楽しみが延びたと思い、気持ちを新たに頑張りたい」とし、開催地の一つとして準備を進めていく考えを示した。

28日記者会見した組織委の井戸敏三会長(兵庫県知事)は「スポーツ大会の感染症対策で、こんな対応ができるんだというようなモデルを提示できる大会にしたい」としたが、具体的な検討はこれからだ。運営を支えるボランティアも不足している。組織委は2万人を想定しているが、足元は約2000人。大学生の参加を促しているが「キャンパスが閉まった影響で十分な呼びかけができていない」(組織委)。

開催の総事業費は約62億円。延期に伴う追加費用の詳細はこれから詰めるが、「5億~6億円」(井戸会長)の見通し。自治体などは運営コスト削減などで捻出することを求めており、組織委の調整力も問われそうだ。

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