
韓国に定住し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で個人チャンネルを開設する北朝鮮脱出住民(脱北者)の“脱北ユーチューバー”が増えている。特に若者が北朝鮮の社会や暮らしを紹介する動画が人気。南北の男女の愛を描いた韓国ドラマ「愛の不時着」も追い風だ。
「北朝鮮で話題になった韓国製品トップ5」「北朝鮮のクリスマス」……。北朝鮮北東部・清津出身のカン・ナラさん(23)が約10分の動画で紹介するテーマは多様だ。チャンネル登録者数は約24万人。数十人いるとされる脱北ユーチューバーの中でも元駐英公使の太永浩氏にほぼ並び上位に食い込む。
カンさんは先に韓国に亡命した母の後を追い、2014年に脱北。中朝国境を流れる鴨緑江を渡り、タイを経由して韓国入りした。「北朝鮮は行ってみないと分からない国。一般市民が何を食べ、どこで買い物をするかなどニュースにならないことを話すから喜ばれるみたい」と話す。
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