Home モデル XperiaのハイエンドモデルをSIMフリーに、ソニーの賭けは成功するか – ITpro

XperiaのハイエンドモデルをSIMフリーに、ソニーの賭けは成功するか – ITpro

26 second read
0
39

全2767文字

 ソニーモバイルコミュニケーションズは2020年8月18日、「Xperia 1 II」など同社のハイエンドスマートフォン3機種をSIMロックフリー端末市場へ投入すると発表した。SIMロックフリーに消極的だった同社が、一転してSIMロックフリー端末市場でのハイエンドモデル販売を決めた理由はどこにあるのだろうか。

SIMロックフリーに対する消極姿勢から一転

 相次ぐ中国の新興メーカーの進出などで、競争が激化しつつある国内のスマートフォン市場。その国内市場で一人負けと言っても過言ではない状況にあるのがソニーモバイルコミュニケーションズだ。

 「Xperia」ブランドのAndroidスマートフォンで長らく国内で高い人気を獲得してきた同社だが、2014年に巨額の赤字を計上し、ソニーグループ全体の経営に大きなダメージを与える結果となった。それ以降、ハイエンドモデルを重視した高付加価値路線を取るようになった。

 だがその戦略が、政府の端末値引き規制でミドルクラスの端末の人気が高まった国内市場とマッチしなくなり、国内での出荷台数シェアが激減。ミドルクラスに強みを持つシャープや韓国Samsung Electronics(サムスン電子)に販売シェアを抜かれ、不調ぶりが際立っている。

 そうしたことからソニーモバイルコミュニケーションズは、最大の弱みとなっているミドルクラスのラインアップ拡大に力を注いでいる。2019年夏にコンパクトなミドルクラスの「Xperia Ace」を、同年秋に21:9比率のディスプレーを採用した「Xperia 8」、そして2020年には海外でも販売された「Xperia 10 II」を国内投入するに至っている。

 その一方で、同社が新たな戦略として2020年8月18日に打ち出したのが、ハイエンドモデルをSIMロックフリーモデルとして本格的に販売することだ。5Gに対応した最新モデルの「Xperia 1 II」だけでなく、2019年発売の「Xperia 1」「Xperia 5」もSIMロックフリー端末として販売するという。

ソニーモバイルコミュニケーションズは2018年8月18日、「Xperia 1 II」など3機種をSIMロックフリー端末市場で販売すると発表。いずれもデュアルSIMを採用し、RAMやストレージの容量が増やされている一方、フルセグなど省略される機能もあるようだ

(出所:ソニーモバイルコミュニケーションズ)

[画像のクリックで拡大表示]

 ソニーモバイルコミュニケーションズはこれまでハイエンドモデルの販売拡大に注力した戦略を取っていたため、大幅な値引き販売が見込める携帯電話事業者向けの端末供給を重視し、SIMロックフリー端末には決して積極的ではなかった。それだけに、今回SIMロックフリー端末市場にハイエンドモデルを投入したことには驚きがある。

Let’s block ads! (Why?)


Source link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Check Also

記事を寄稿したら実は偽サイト 再びちらつくロシアの影 [アメリカ大統領選2020] – 朝日新聞社

 11月3日に迫る米大統領選を前に、ソーシャルメディアを使って米社会を分断しようとする動きが続く。4年前と同様 … …